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星稜高選手権優勝メンバーが全国大会のピッチで再会「めっちゃ変な感じ」「特別でした」

ゲキサカ / 2018年9月9日 12時44分

星稜高で選手権優勝を経験した3人が全国大会のピッチで再会した

[9.7 総理大臣杯準決勝 中京大1-2大阪体育大 ヤンマー]

 4年前の高校選手権、星稜高の優勝メンバーが全国大会のピッチで対峙した。

 7日に行われた総理大臣杯準決勝。中京大にはMF藤島樹騎也(4年=星稜高)、大阪体育大にはMF平田健人(4年=星稜高)とFW大田賢生(4年=星稜高)がいた。平田は2回戦、準々決勝といずれも先発出場していたが、藤島と大田は準決勝が今大会初先発だった。

 運命に導かれるようにして立ったピッチ。後半7分に得点した大田は「ずっと高校時代からやっていた樹騎也と対戦出来て、ましてや勝つことが出来て嬉しかった。特別でした」。

 PKを献上してしまったものの、3試合連続フル出場で存在感をみせた平田は「試合前から楽しみにしていました。結構燃えていました」と笑顔で対決を振り返った。

 チームは敗れはしたものの、藤島の表情にも充実感が伺えた。「めっちゃ変な感じでした。3年間、ずっとチームメイトでやってきたやつらと対戦相手としてやるとなったので、鳥肌が立ちました」。

 ただ藤島は大会直前に右ひざを負傷。一時は出場すら危ぶまれたが、初戦と準々決勝は途中出場。そして“星稜対決”となった準決勝には先発出場するまでに回復させた。

「支えてくれた両親やトレーナーの方々が頑張ってくれたからこの大会に参加できた。チームもここまで勝ち上がってくれたから、自分にもチャンスが来た。必ず結果を出すという気持ちでやっていました」

 チームは敗戦。しかしチームとして掲げていた全国ベスト4というスローガンは達成できた。そして新たな目標も出来た。「冬は全国優勝を目指します」。その時は”星稜対決”のリベンジも合わせて達成する。

(取材・文 児玉幸洋)●第42回総理大臣杯特集

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