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日本vsコスタリカ 試合前日の森保一監督会見要旨

ゲキサカ / 2018年9月10日 18時51分

―若い選手は初招集で実力を発揮できないこともあるが、どういったアプローチをしているか。
「『すべてこれだけ』ということはない。チームの戦い方としてコンセプトという大枠はあるので、コンセプトの中で若い選手に限らず、すべての選手が自分の持っているものを思い切り出してほしいと思う。個が持っているスペシャルなものに自信を持ってもらえるように、発揮してもらえるように働きかけながら、チームという部分でも考えていってもらえるようにしたいと思う」

―ロシアW杯で感じたことを踏まえてチームづくりに落とし込んでいきたい部分はあるか。
「ロシアW杯にスタッフとして帯同させていただき、前監督の西野さんがチームに働きかけていたアプローチは素晴らしいなと思ったし、自分なりに経験させてもらったもの、学ばせてもらったことをチームに落とし込んでやっていきたい。(学んだことは)たくさんある。『日本人らしく』と言うと漠然とするが、ハッキリとした定義はなくても、『日本人らしさ』が感覚的に分かるようにひたむきに戦って、タフに粘り強くという部分、最後まで戦い抜くというところはやっていきたいと思う。サッカー、そしてスポーツというところで、見てくださっている方々にメッセージをお届けするのが一番必要な部分。そこはロシアW杯でもチームとしてできていた部分なので、やっていきたい。

 日本人が持っている技術を日本人が自信を持ってやっていくところ、勇気をもってトライするところを選手に求めていきたい。先ほども規律という話をしたが、チームのコンセプトの中で攻守に連係、連動していくのは世界で通用すると思ったので、そういった組織力を出していきたい。ただ、こう言うと組織力という言葉が一人歩きしてしまうところがあると思う。ロシアでチームを見ていて思ったのは、組織力、規律という日本人の良さがあるが、それぞれの個の力と組織力があるからこそ、良い戦いができる。(ロシアW杯のメンバーには)どの国とも対等に戦える個の力があったと思うので、個の部分と組織力は両方とも求めていきたい」

―3-4-3システムがベースというイメージがあるが、紅白戦は4-4-2、4-2-3-1だった。
「もちろんシステム(に違い)はあると思うが、サッカーをやるうえで、戦ううえで、攻守の原理原則は変わらない。ロシアW杯で西野監督がしていたことを学べたこと、経験できたことは大きい。そういう意味では、自分が学んできたものを良い形でチームに落とし込んでいくというのは、私自身もトライしてやっていきたい。その中で、選手にはいろんな変化に対応力を持って、柔軟にやっていく、臨機応変にやっていくというところを持ってほしい。そういった意味で、紅白戦では今までやっていない形でトライしてもらった。そこはA代表だけでなく、東京五輪世代の選手にもいろんな形をトライしてもらっている。柔軟に対応できるよう、選手としてのいろんな引き出しが選手個々に出てきて、チームとしてもいろんな戦いができる力を付けていけるようにしていければと思っている」

―キャプテンに指名した青山に求める役割は。
「キャプテンに求めることはもちろんいくつかあるが、まずは自分自身の力をピッチ上で示すというところ。そしてピッチ上で自分の力を100%発揮するために、ピッチ外でどういう準備をするかというところ。キャプテンというよりも、選手としてみんながそこを基準にしていくように行動してほしい。青山は自分にも厳しいし、チームのこと、仲間のことを思いやった言動ができる選手。チーム全体をまとめてもらえるように、その時々にチームのメンタルの状況があると思うので、そこでチームが次に進んでいけるような言動をしてほしいと思っている」

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

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