「本当は一緒にプレーしたい…」帝京の196cmFW赤井主将が骨折離脱。名門を陰から支えて選手権へ
ゲキサカ / 2018年9月12日 16時55分
「声出したり、チームの仕事を朝早く来てやったり……そういうことしかできないので……。本当は一緒にプレーしたいですけれども、それができないからには裏方の仕事をするしかない」
名門・帝京高(東京)の196cmFW赤井裕貴主将(3年)は、8月の東京都U-18リーグ1部の試合で右足首を骨折、靭帯損傷。大目標にしてきた選手権東京都2次予選が10月にスタートするが、その出場が難しい状況になっている。
9月1日の組み合わせ抽選会には松葉杖をついたまま出席。ライバル校には彼の怪我がすでに伝わっている。帝京は8月の和倉ユース(U-18)大会(石川)で川崎F U-18や米子北高、鹿児島実高、作陽高という強豪校を破って上位進出。都1部リーグでも好調を維持していただけに、残念な負傷となった。
赤井は「せっかくまとまってきたのに、戦術を変えないといけないし、試合の回し方も変わってくるので、大事な時に足引っ張ってしまった」と首を振る。また、司令塔のMF三浦颯太(3年)が「ロッド(赤井)はアップから良く声をかけてやってくれる」という赤井の離脱は、チームの精神面においても大きい。ただし、帝京は赤井の負傷後も國學院久我山高や実践学園高という強豪相手のリーグ戦で攻撃力を発揮して勝利。離脱した主将の分も一つになって戦い、結果を残し続けている。
赤井も「自分が抜けて一層、締まったかなという感じです。試合前に『頼むよ』と言ったら。みんな『やってやるよ』みたいに言ってくれるので。試合終わったあとも『勝ったよ』とみんな言ってくれるので嬉しいです」と微笑。怪我の全治は未定だが、日比威監督は現状、選手権予選は赤井復帰を計算に入れずに準備する考えを明かしていた。その中で主将は筋力トレーニングなどできる準備をしながら、諦めずに復帰を目指している。
国体東京都選抜の赤井をはじめ、三浦やFW佐々木大貴(3年)、DF久保莞太(3年)ら帝京の現3年生たちは入学当初から注目されてきた世代だ。1年時は選手権予選準優勝で、昨年はベスト4。帝京復活を目指してきた彼らは“最後の選手権”でアクシデントを乗り越えることができるか。
赤井は「このメンバーだったら絶対に全国出れると思っている。Tリーグ(東京都1部リーグ)も絶対に優勝して、選手権に持っていきたい。獲れるものは最後、全部獲っていきたい。自分が出たら、献身的なプレーをして、できたら点を獲りたいですね」。チームを陰から支えることになった主将と、その主将のためにも戦うイレブン。選手権予選東京Bブロックは簡単ではない組み合わせだが、必ず勝ち上がって全国の舞台に立つ。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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