[MOM2609]昌平MF棟方豪郎(1年)_ 「あの18番、何やねん」のパフォーマンスで快勝貢献
ゲキサカ / 2018年9月15日 15時8分
[9.15 NB CHAMPIONSHIP GL第1節 昌平高 4-0 野洲高 時之栖裾野G]
「あの18番、何やねん」。試合後、対戦した野洲高の選手からはそのような言葉が聞こえて来ていた。昌平高MF棟方豪郎(1年)は「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」初戦で攻撃の組み立ての部分に積極的にかかわりつつ、ゴール前に入り込んでシュート。守備でも身体を張って相手の速攻を阻止していた。
その棟方について、昌平の日野口廉コーチは「(『何やねん』と言われていたが)、そういう選手です(微笑)。ゲームコントロール、組み立てをしながら、点を獲れる選手だと思う。その力はどの相手にも通用すると思います」と賞賛する。この日は立ち上がりからキープ力とパスセンスの高さを活かしてバイタルエリアでの崩しに絡み、前半終了間際には相手守備の連係が乱れたところへ諦めずに追ってゴール。快勝に大きく貢献した。
本人は「チーム全体としては勢いを持って、声を掛け合いながら協力していいサッカーができたと思う。個人としては中盤でのかかわりはいつも通りにできたと思うんですけれども、ゴール前でシュートを打てなかったり、その精度がまだまだだったのでそこは改善できると思います」と自分のプレーに満足せず、改善をすることを誓っていた。
憧れの選手にイニエスタやイスコの名を挙げる技巧派MF。昌平にもJ注目のMF原田虹輝(3年)や同じポジションの実力派MF渋屋航平(3年)という参考になる選手たちがいる。「中盤で組み立てながら、ゴール前でも決定的な仕事をして相手に怖い印象を与えられたらいい。プロを視野に入れて、高校生活も長いのでもっと上手くなってプロを目指してやっていきたい」というMFは、努力を欠かさずに成長してプロの世界へ。まずは参加中の「new balance CHAMPIONSHIP U-16/2018」で今後も対戦相手に「何やねん」と思わせるようなプレーをして、昌平を連覇へ導く。
(取材・文 吉田太郎)
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