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“史上最大級のインパクト”名古屋の救世主となった大学生MF相馬勇紀

ゲキサカ / 2018年9月20日 13時25分

 しかし「研究されてからというのはあります」と足元もしっかりと見つめる。試合中、相手に「早いぞ」と警戒されることはあったというが、普段主戦場とする大学サッカーでやっているような2、3人の選手に付かれるということがほぼなかったからだ。

 名古屋への入団を決めたのは今年5月。序盤の不振でJ2降格の可能性もあったが、それでも風間八宏監督の長期的な体制が継続されると説明を受けたことで、加入を決めた。その風間監督からは今夏も様々な刺激を受けた。「止めて蹴るの部分から自分のスピードをより活かすための相手の外し方とか、細かい所を教えていただきました」。途中出場する際も「とにかく自信をもってやって来いと送り出してくれる」ということで、普段あまりない“スーパーサブ”としての起用にも戸惑うことなく入ることが出来たという。

「生意気かもしれないけど、自分が特別指定で出て、降格しないようにしてやろうと思っていた。でも自分だけじゃなくて、新加入の選手だったり、もともといた選手がよくなってきたというのがあると思います」

 現在早稲田大4年生の相馬は、9月1日の磐田戦を最後に名古屋を離れた。同15日からは関東大学サッカーの後期リーグが開幕。チームは現在首位で、3年ぶりの優勝を目指している早稲田大にとっても欠かせない戦力であることは、言わずもがな、だ。

 昨年は同大の先輩、MF秋山陽介が関東リーグを戦った翌日に名古屋の試合に出場するという離れ業を演じたことがあったが、今季は大学リーグと名古屋の日程を見比べてもほぼ同日に試合が組まれており、掛け持ちは不可能に近い。「話し合いだと思うけど、基本は大学の選手なので、今は大学となると思います」と本人も自覚している。

 それでも現在名古屋は12位。まだまだ残留争いを抜け出すことは出来ていないことから、今後の展開次第では、再招集の可能性も捨てきれない。「来年もそれで行きたいですね」と話すほどお気に入りとなった背番号47。“背番号47の衝撃”を再び、今季のピッチで目にすることはあるのだろうか。

(取材・文 児玉幸洋)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ●第92回関東大学L特集

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