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クロスが相手に当たって決勝点…甲府が大宮から逃げ切って5戦ぶり白星

ゲキサカ / 2018年9月19日 20時53分

甲府が大宮を下した

[9.19 J2第32節延期分 甲府1-0大宮 中銀スタ]

 19日、山梨中銀スタジアムでヴァンフォーレ甲府と大宮アルディージャが対戦し、甲府が1-0で勝利した。甲府は8月11日の第28節・金沢戦以来、5試合ぶりの白星。一方の大宮は8月4日の第27節・東京V戦以来、6戦ぶりの黒星を喫した。

 甲府がルヴァン杯準々決勝に勝ち進んだため、未消化となっていた一戦。ともに中3日での試合となったが、甲府は山形戦(1-1)からスタメン6人を変更したのに対し、大宮は町田戦(1-0)から1人の変更にとどめた。

 試合は前半5分、甲府に決定機。FW金園英学のスルーパスで抜け出したMF堀米勇輝が冷静にGK塩田仁史をかわして右足シュートを放つ。しかし、威力が弱く、カバーに戻った相手DFにクリアされてしまう。前半は押し気味に試合を進め、センタリングから金園がヘディングシュートを放つシーンを何度か作ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。

 対する大宮は、MFマテウスとFW大前元紀が存在感を放った。最大の決定機は前半28分。敵陣中央でパスを受けたマテウスが相手DFの間を抜ける絶妙なスルーパスを送る。裏に抜け出したFW富山貴光がダイレクトで合わせるが、惜しくもGK岡大生の正面に飛んでしまい、チャンスを逃した。

 スコアレスで折り返した後半18分、甲府は堀米に代えてMF小塚和季を投入。すると、24分に先制点が生まれる。MF佐藤和弘がDF清水航平とのワンツーで左サイドを突破。PA左に進入して左足でクロスを入れると、DF河本裕之に当たってコースが変わり、GK塩田仁史の手を弾いてゴールに吸い込まれた。

 1点ビハインドの大宮は後半25分、富山に代えてFW清水慎太郎をピッチに送り込む。35分には、MF大山啓輔が右CKからクロスを放り込むと、清水慎が足もとにおさめ、細かいタッチから右足を振り抜く。落ち着いて放ったシュートだったが、惜しくもゴール右に外れた。その後も甲府の守りを崩すことができず、そのままタイムアップ。甲府が1-0で逃げ切った。
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