鈴木優磨1G1Aの鹿島、2連勝で暫定4位…札幌は震災後初のホーム戦飾れず
ゲキサカ / 2018年9月23日 21時35分
[9.23 J1第27節 札幌0-2鹿島 札幌ド]
J1第27節が23日に行われ、暫定7位の鹿島アントラーズは敵地で同5位の北海道コンサドーレ札幌に2-0で勝利した。前半24分にMF遠藤康が先制ゴールを挙げ、後半3分にはFW鈴木優磨がPKで追加点を奪取。守っても4試合ぶりの無失点で2連勝を飾り、暫定4位に浮上した。
札幌は今月6日の北海道胆振東部地震の発生後、初のホームゲーム。試合前には黙祷が行われた。
先に攻勢を仕掛けたのは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で初のベストの4進出を果たして勢いに乗る鹿島。前半2分、右サイドの遠藤からのバックパスを札幌市出身のDF西大伍が意表を突き、ワンタッチで前方に送る。PA内右でフリーのFW土居聖真がターンから右足でシュートを放つも、ゴール左外にそれた。
続けて前半7分、遠藤が右サイドから右足でクロスを上げ、ニアの土居がヘディングシュート。しかし、右ポストの外側をかすめて外れる。その後も好機を量産し、同24分に先制。PA後方左でボールを持った鈴木がタイミングを図って右足でクロスを送ると、MF菅大輝の死角からファーに飛び込んだ遠藤が右足でプッシュし、今季4得点目で1-0とした。
ビハインドを負った札幌はセットプレーから好機をうかがうも、前半31分に鹿島が札幌のCKを防いでカウンターを発動。1度目のチャンスで鈴木は決め切れなかったが、二次攻撃から左サイドの西、PA内左の鈴木とつながり、鈴木のラストパスにゴール前の土居が左足で合わせる。しかし左ポストに嫌われ、追加点とはならなかった。
後半も鹿島ペースは続く。後半2分、MF安西幸輝がDF山本脩斗とのパス交換からPA内左に進入すると、DF石川直樹とMF宮澤裕樹に挟まれて倒され、PKを獲得。同3分にPKキッカーを務めた鈴木がGKク・ソンユンの逆を突いて右足でゴール左に決め、キャリア初の二桁となる今季10点目を記録した。
前節の川崎F戦(0-7)に続き、またしても複数失点を喫した札幌。後半6分にMF深井一希のパスを受けたMF都倉賢がPA内中央で絶好機を迎えるが、戻ったDF犬飼智也に体を寄せられ、中途半端な左足のシュートはGKクォン・スンテにストップされる。同14分にはDF福森晃斗の正確な左クロスからファーのFWジェイがヘディングシュートを放つも、クロスバーを越えた。
後半17分になると最初の交代カードとして、菅とMF早坂良太を交代。同21分には負傷のMFチャナティップに代え、MF三好康児をピッチに送り出す。アジア大会でキャプテンを務めた三好は、前節の川崎F戦は契約により出場できなかったため、同大会から復帰後初の公式戦出場となった。
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