埼スタデビューは大入り試合…浦和MF柴戸海「価値ある一日」

埼玉スタジアムデビューを飾った浦和レッズMF柴戸海

[9.23 J1第27節 浦和4-0神戸 埼玉]

　これまでリーグ戦1試合、ルヴァン杯2試合はいずれもアウェーゲーム。明治大から今季加入したMF柴戸海が初めて埼玉スタジアム2002のピッチに立った。普段以上の5万5千人を超える大観衆の中でプレーし、「価値ある一日だと思う」と感慨を口にした。

　シーズン開幕前の入団会見では昨季のACL決勝を観戦したことに触れ、「6万人の前でプレーしたい」と話していた柴戸。通常のリーグ戦ではなかなか機会はないが、この日はMFアンドレス・イニエスタらが所属するヴィッセル神戸が相手ということもあり、今季最多の55689人という大観衆が詰めかけていた。

　後半39分、FW興梠慎三との交代でフィールドに立った柴戸は中盤の低い位置に入ると、直後に決定的なピンチをカバー。セットプレーでも奮戦を見せ、4点差が付いて勝利濃厚ムードのスタンドをさらに沸かせた。

「これからサッカー選手として生きていく中で、価値ある一日だと思うし、満員の中でプレーできるのはなかなかないこと」。そう振り返った柴戸は「点差は開いていたけど、監督は自分を信頼して使ってくれたと思いますし、そんな期待に少しは応えられたと思う。ああいう舞台でもっとプレーできるようにやっていきたい」と決意を示した。

(取材・文　竹内達也)
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