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トイレ・屋根のカバー率は23スタジアムで未充足…前年から2か所増

ゲキサカ / 2018年10月12日 17時20分

エディオンスタジアム広島はトイレ不足が改善された

 Jリーグは27日、19シーズンのJ1・J2ライセンス判定結果を発表した。新たにブラウブリッツ秋田のJ2ライセンス新規取得が認められたことで、J2以上のクラブライセンスは48クラブに交付されることになった。

 クラブライセンスの基準は内容に応じてA・B・Cと3つの等級に区分される。最も重要度の高いA等級は、一つでも充足していないと、ライセンスの交付が受けられない。B等級はクラブライセンスは交付されるものの、制裁対象となる基準。C等級は将来的に必須となる可能性がある。

 毎年の指摘としてB等級基準の主な項目であるホームスタジアムにおける衛生施設と観客席の屋根カバー率の項目がある。スタジアムは1000人の観客に対して少なくとも洋式トイレを5台、男子用小便器を8台設置。そして観客席の3分の1以上が屋根で覆われていないといけないというものだ。

 ただしトイレに関しては観客席の数を「満員」から「60%入場」を母数として判定した場合に基準を充足していれば制裁免除となる、通称『60%ルール』が適用される。昨年の指摘であった広島のエディオンスタジアム広島は今回、この『60%ルール』が適用されることになり、トイレ不足に関しては制裁免除となった。屋根のカバー率不足は引き続き制裁対象。

 しかし今季より新たにJ2ライセンスを取得した秋田の本拠地である秋田市八橋運動公園陸上競技場と、J1ライセンス申請のために新たに本拠地登録された水戸の笠松運動公園陸上競技場の両方がトイレ・屋根のいずれも不足を指摘されているため、同項目を満たしていないB等級未充足のスタジアムは昨年から2つ増えた23か所となった。また前年指摘を受けた21か所で完全免除となったスタジアムはない。

 未充足の指摘を受けたクラブへの制裁内容は、トイレの数の不足のみの場合はトイレ様式化の計画もしくは構想の提出、屋根のカバー率のみの場合は、改善策もしくは構想の提出、その両方の場合は、18年7月から11月までの活動報告(18年11月末が期限)、19年の活動計画、18年12月から19年6月までの活動報告(19年6月末)を記したスタジアム環境の抜本的な改善に向けた計画および報告の3点の提出が求められる。

 なおスタジアムの新設もしくは大規模改修の計画が発表になっているクラブの京都サンガF.C.(京都スタジアム(仮称))、セレッソ大阪(桜スタジアム(キンチョウスタジアム改修))、FC琉球(名称等未定)は制裁免除となっている。

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