[MOM2633]埼玉県FW大澤朋也(大宮ユース、1年)_ついに決めた!仲間や双子の兄の期待応える優勝ゴール!
ゲキサカ / 2018年10月4日 19時43分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.4 国体少年男子決勝 埼玉県 1-0 石川県 テクノポート福井総合公園スタジアム]
「結局は、朋也ですよ」。埼玉県の大野恭平監督(大宮南高)は決勝で待望の初ゴールを決めたストライカーについて嬉しそうに語っていた。埼玉県のFW大澤朋也(大宮ユース、1年)はU-15、U-16日本代表歴を持つ注目ストライカー。今大会は初戦から無得点が続いていたものの、決勝でついに決めた得点が優勝ゴールとなった。
後半16分、埼玉県は敵陣左中間でボールを奪い返すとMF盛嘉伊人(浦和ユース、1年)のパスからMF柴山昌也(大宮ユース、1年)が左足アウトサイドで1タッチスルーパス。「トラップがいいところに来て、GKが食いついてきたのでトラップした瞬間に浮かすことは決めていました」という大澤がGKの頭上を越える左足ループシュートを鮮やかに決めた。
大宮のアカデミーでも“ホットライン”を形成する柴山のパスから決めたゴール。柴山は「決勝まで1点も獲っていなかったので早く獲ってほしいなと思っていました」と振り返っていたが大澤は仲間たちのサポート、期待に見事なゴールで応えた。
「自分、1点も取れなくて結構焦っていた部分もあったんですけれども、みんなが信じてボールを運んできてくれたので、最後決められて良かったです。自分のゴールで勝てたのは良かったです」。後半だけで4本のシュートを放つなど、チャンスがありながら2点目を奪えなかった。それでも、今大会シュートが少なかったことを反省し、積極的に打って行ったことが値千金の1点を引き寄せた。
前日には双子の兄で、現在鹿島学園高でプレーするFW大澤昌也(1年)からLINEで「決めてこい」とメッセージが入っていたのだという。普段はなかなか話す機会がないが、兄からのエールにも結果で応えてみせた。「別々の道を選んだんですけれども、最後の2人の目標はプロサッカー選手なので、いつか一緒にやれたらいい」。そのためにも自分は大宮ユースで努力を続けてトップチームに昇格すること。PA内での決定力など課題を改善しつつ、相手が両横から寄せて来てもブレない体幹の強さや高いキープ力、動き出しといった武器を高めて目標を達成する。
(取材・文 吉田太郎)●第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」特集
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