「自分が代表に定着しているとは思っていない」。雑草魂のMF中野瑠馬が決勝アシスト!
ゲキサカ / 2018年10月8日 7時49分
[10.7 AFC U-16選手権決勝 U-16日本代表 1-0 U-16タジキスタン代表 マレーシア]
MF中野瑠馬(京都U-18)が気合いの丸刈り頭でピッチを疾駆した。
後半18分、盟友・中野桂太(京都U-18)のドリブルシュートが相手DFに阻まれたこぼれ球を拾うと、左サイドから単独で仕掛ける。鋭い切り返しでDFを置き去りにしてのクロスボールは、ファーで待っていたFW西川潤(桐光学園高)を正確に捉えており、これが決勝アシストとなった。
試合前には「ゴールが欲しい」と強調していただけに、実は「シュートに行くか迷った」という場面でもあったが、西川を視界に捉えていただけにエースに託すことを選択。それが奏功することとなった。
中野瑠は賢明学院中に在籍していた今年初頭に候補合宿へ初招集を受け、そこから這い上がってきた。最終メンバーに選ばれてなお「自分が代表に定着しているとは思っていない」と語り、トレーニングから決して手を抜くことなく、アグレッシブなプレーを継続。チーム内での序列は確実に上がっており、決勝ではついに一番手の交代選手になった。
当初はハーフタイムで投入される予定だったが、三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)の様子を見た森山監督が投入を保留。「溜めてもらって解き放った」(同監督)という後半開始9分での投入という形になったが、「投入が遅れたのはまったく気にならなかった」と、持ち前の馬力とキレを兼ね備えたドリブルを武器に、ピッチで躍動してみせた。
もっとも、本人に今大会のことを聞いても、出てくる言葉は満足感からほど遠いものばかり。「自分は上手くないんで」と語る雑草魂を保ち続けている。
「まだまだ日本にはライバルというか、僕より上手い選手たちがいる。足先のプレーでは絶対に勝てないし、世界では通用しないと思う。メンタルの強さ、戦う姿勢を出さないといけないし、献身的なプレーでは絶対に負けないようにしたい」(中野瑠)
世界大会に向けて自分の椅子が用意されているともまったく思っていない。大会を通じて3アシストを記録しているが、0得点という結果に「全然結果を残せていないので」と気を引き締めて、まずは京都U-18の一員として臨むJユースカップ、そしてプレミアリーグで結果を残すことを誓う。
(取材・文 川端暁彦)●【特設】AFC U-16選手権マレーシア2018
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