元日本代表FW森山監督の下で力磨いてきた浦和学院、集大成の大会で優勝目指す
ゲキサカ / 2018年10月10日 15時41分
[10.7 埼玉県1部L第16節 武南高 3-1 浦和学院高 昌平高G]
「あとは彼らがどれだけやってくれるか」。浦和学院高の元日本代表FW森山泰行監督は、14日から始まる選手権埼玉県予選で選手たちが思いを存分にぶつけてくれることを期待した。
この日は疲れやけが人が複数いたことも影響したか、集中力がやや欠けた部分もあった。武南高のサイドや背後を突く攻撃に後手になる部分が多く、3失点。それでも、攻撃の柱であるMF岡部和希(3年)やFW栗城来夢(3年)が崩しに絡んでチャンスを作り出す。
0-2の後半15分にはMF山田地暖(3年)の仕掛け、クロスからFW吉川大輔(3年)が追撃ヘッド。その後も岡部が中央突破から決定機を迎えるなど2点目を奪うチャンスを作っていた。
昨年度の選手権予選は準々決勝(対浦和東高)で残り3分に追いつかれ、延長戦の末に逆転負け。その悔しさをぶつけて勝ち上がることができるか。今年のインターハイ予選では昨年度インターハイ、選手権予選準優勝の浦和西高や埼玉栄高を破って8強入り。昨年のエースFW田中和樹(現法政大)のような絶対的な存在はいないが、今年も個々の力は高く、MF内舘和輝主将(3年)も「最初に比べたら良くなっている」と語っていただけに、期待感は大きい。
元浦和DFの内舘秀樹氏を父に持ち、「(選手権予選は)絶対に勝ちたい」と誓う内舘や昨年の経験者である岡部、CB中里竜也(3年)、MF信太英駿(3年)ら森山監督の指導の元で力を磨いてきた選手たちがその力を目標とする大会で発揮する。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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