復帰間近から一転、カッサーノが突然の現役引退
ゲキサカ / 2018年10月14日 13時18分
元イタリア代表のFWアントニオ・カッサーノ(36)が現役引退を決意したようだ。13日にジャーナリストのピエルルイジ・パルド氏のツイッター(@PIERPARDO)を通じて声明を発表している。
2017年7月にエラス・ベローナ(イタリア2部)をわずか数日で退団し、無所属が続いていたカッサーノ。かねてから加入を希望していたエンテッラ(イタリア3部)の練習に参加し、今月11日にはテストマッチで実戦復帰したことも伝えられていた。
しかし、声明によると「数日間トレーニングし、これ以上続けられる意欲がないことを実感した」と心変わりしたようだ。「フットボールをプレーするためにはパッションと才能に加え、それ以上に強い意志も必要なんだ」と続けている。
今後については「他にやりたいことがあり、これから第二の人生が始まる。自分の足に頼らなくても、良いことができると証明したい」と述べた。
カッサーノは地元のバーリで頭角を現し、18歳だった2001年7月に当時セリエA王者のローマに移籍。その後、レアル・マドリー、サンプドリア、ミラン、インテルなどで活躍した。イタリア代表では2003年11月にデビューを果たし、通算39試合に出場して10得点を記録している。
卓越した技術でファンタジスタと称された一方、しばしば問題行動を起こし、“悪童”とも呼ばれていた。なお、引退表明はこれが初めてではなく、過去にも引退宣言と撤回を繰り返している。
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