強豪校の練習施設に潜入取材。“千葉のドリブル軍団”、中央学院は徹底して個人技と個人戦術を磨く
ゲキサカ / 2018年10月19日 18時13分
高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第9回は“千葉のドリブル軍団”。徹底して個人技と個人戦術を磨き、JリーガーやFリーガーを輩出している中央学院高(千葉)だ。
■中央学院大学つくし野総合グランドでトレーニング
千葉県我孫子市の中央学院高サッカー部は授業後、同市内にある中央学院大学つくし野総合グランドへバスで移動してトレーニング。学校のグラウンドでもトレーニングを行う。
“必修の”PNFCトレーニングからスタート。動きづくりと身体づくり。
千葉県の公式戦でも活用される人工芝グラウンドは照明も完備。公式戦ではクラブハウスも使用している。
■ボールタッチは生命線
個を磨くためにボールコントロールと判断力を追求。リフティング、非常に狭いスペースでの“鳥かご”……。激戦区・千葉で市船、流経大柏に勝つために、自分たちの武器を徹底して高めている。
股抜きも奨励。「股抜きできるのは相手が見えているからやぞ!」の声。
浜田寛之監督が見守る中でトレーニングが続く。球際の強度についても選手たちは高い意識を持っている。4分の3コートでのゲーム練習も行われていた。
■競争の中で磨かれる個性
今年は東海学園大在学中のOB、MF児玉駿斗(2年)やFW榎本大輝(4年)が名古屋からJ1デビュー。近年、続々とJリーガーやFリーガーを輩出していることで注目度が高まっている。来年はJアカデミーからも複数の選手が加入する見込みとのこと。個を磨くため、中央学院で挑戦する選手が増えてきている。
取材日は約10種のドリブルメニューと、1000回のリフティング(浜田監督からは「100回のうち1回魅せろ!」の声)を消化してトレーニング終了。選手権千葉県予選でインパクトある結果を残せるか注目だ。
(取材・文、写真 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
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