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退任する指揮官のため、伝統繋ぐために「優勝」を。攻撃力見せつけた四中工が11発大勝で三重8強入り

ゲキサカ / 2018年10月20日 21時19分

 さらに27分、左サイドで抜群の運動量を発揮していた左SB江口和磨(3年)のクロスを中村が頭でゴール。30分にも1年生MF宮木優一のシュートのこぼれを中村が決めて5-0で前半を折り返した。四中工は後半開始から注目FW森夢真(2年)とFW田口裕也(2年)を同時投入。4分、田口のシュートのこぼれを宮木が押し込むと、12分には左サイドで3人が絡んでの崩しから、江口のラストパスを田口が決めて7-0とする。

 攻撃の手を緩めない四中工は、27分にワンツーから森、30分と35分には個人技から和田が決めて2ケタ得点を記録した。最後は交代出場のMF森島秀(3年)とMF青木柊真(3年)のチャンスメークから森が決めて11点目。個性派アタッカーの森と田口が加わった後半、個で切り崩す強みも発揮した四中工は、山本中心に相手のカウンターを阻止して被シュート1本で快勝を収めた。

 今年の四中工には「個で行けるのは面白い」(樋口監督)、「絶対に点を獲れるメンバーだと思うし、獲れるサッカーをしていると思っている」(山本主将)という自慢の攻撃力がある。ただし、無敗を続けている県1部リーグでは大量得点を奪う試合で失点したり、先制点を奪われたりする試合も。この日も立ち上がりは攻め来られるシーンがあっただけに、指揮官は「トーナメントで勝つチームの要素はまだまだ」と首を振る。

 攻撃に重きを置いている中で各選手が守備の役割を徹底できるか、我慢強く戦うことができるかが県予選を制して全国上位に食い込むための鍵となりそうだ。地元開催で期待された今年のインターハイは県予選初戦でまさかのPK戦敗退。その悔しさもバネに力を磨いてきた選手たちは指揮官への恩返しのため、四中工の伝統のため、そして自分たちの未来のためにも、必ず全国出場権を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018

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