FC東京前身で活躍の父は選手権8強。川崎F内定の昌平MF原田は「一戦一戦」勝ち上がり、日本一へ
ゲキサカ / 2018年10月23日 20時44分
昌平高MF原田虹輝の川崎フロンターレ入団会見場となった昌平高には、原田の父・智宏さんと母・友恵さんの姿もあった。
「色々な色に輝いて欲しい」と願いを込めて、2人で相談してつけたという「虹輝」の名。今夏のインターハイで3位、個人としても大会優秀選手に選出される輝きを放ち、プロ入りを決めた長男に「まずは目の前のことを一生懸命やって欲しい」と期待していた。
智宏さんは大宮東高(埼玉)2年時の90年度選手権に出場。3回戦の清水市立商高戦で先発出場し、MF名波浩(現磐田監督)やDF大岩剛(現鹿島監督)擁する相手に同点ゴールを演出するなど、V候補撃破と8強入りに貢献している。父は卒業後、FC東京の前身である東京ガスサッカー部へ進み、FWアマラオやDF藤山竜仁、MF浅利悟らとともにプレー。94年天皇杯では鹿島撃破のゴールを決め、97年天皇杯4強メンバーの一人でもある。原田はその父も指導していた岩槻ジャガーズサッカースポーツ少年団で得意のドリブルなどを磨いてきた。
そして、Jrユースサッカークラブ与野を経て、昌平へ進学。「(サッカーや勉学で)一流に触れたり、一流になりたいという意欲は大切。(プロになった)先輩の姿を見ているのは凄くデカイ」(藤島崇之監督)という昌平で2学年上のMF松本泰志(現広島)とMF針谷岳晃(現磐田)、そして1学年上のFW佐相壱明(現大宮)がJリーガーになる姿を見て、プロ入りへの意欲が増した。最終学年で試合を決定づける選手に進化した原田はJ1王者・川崎F加入を決め、さらに「今、また伸びている」(藤島監督)という日々を送っている。
選手権では父の記録を越えて日本一になることが目標だ。埼玉県予選は27日の3回戦・川越東戦からスタート。「最終的な目標は日本一。まずは県勝ち抜くのも厳しいので、一戦一戦、まずは初戦だけに集中したい」。埼玉5冠、関東王者として臨んだ昨年度の選手権は2回戦で神村学園高のエースFW高橋大悟(現清水)の一発に沈み、0-1で敗れた。その悔しさは忘れていない。
「(高橋のように)プロになる選手は一発で仕留める。一個のチャンスを決めきるような選手になっていきたい」。技術、ブレない軸、先を見据えての判断など高い評価を得ている原田は、苦しい展開の試合を一発で勝たせる力も選手権で示して、父超え、目標の日本一を果たす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大学勢がJ3、JFL撃破…天皇杯予選が示す関西学生のレベルアップ 北川信行の蹴球ノート
産経ニュース / 2024年4月23日 11時0分
-
[MOM943]桐蔭横浜大DF武田拓磨(4年)_Jクラブ相手に逆転弾!いわきで出場続ける五十嵐の代役からチャンス掴む
ゲキサカ / 2024年4月21日 19時53分
-
目指すは柔と剛兼備のエースストライカー、「日本一の15番」になること。昌平FW鄭志錫が強豪対決でDFの脅威に
ゲキサカ / 2024年4月14日 9時4分
-
玉田圭司新監督が求めることに対し、積極的にトライ。昌平が4-2で前橋育英に撃ち勝ち、初勝利を「プレゼント」
ゲキサカ / 2024年4月14日 0時6分
-
立教大新入部員にリーグ開幕戦出場のFW吉田、MF飯村、FW高山、DF田中ら
ゲキサカ / 2024年4月9日 19時14分
ランキング
-
1今永昇太がナ・リーグの月間新人賞! カブス1年目〝ノーストレス〟で快進撃
東スポWEB / 2024年5月4日 0時7分
-
2巨人・大勢「違和感があって腕振れなくなった」「このままだと投げられないというか、抑えられないと」
スポニチアネックス / 2024年5月3日 22時23分
-
3“透ける”批判殺到のユニが変更へ MLB発表…2025年から「懸念に対処する」
Full-Count / 2024年5月4日 7時10分
-
4巨人「長嶋茂雄DAY」で坂本V打&猛打賞 岡本和5号2ラン 門脇3打点 戸郷35日ぶり2勝目
スポニチアネックス / 2024年5月3日 20時54分
-
5佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
Sirabee / 2024年5月2日 18時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください