「J1でリベンジしたいと…」声詰まらせた湘南DF岡本拓也、愛するスタジアムに感謝
ゲキサカ / 2018年10月27日 19時5分
[10.27 ルヴァン杯決勝 湘南1-0横浜FM 埼玉]
浦和レッズからの期限付き移籍は3シーズン目。湘南ベルマーレDF岡本拓也が武者修行の地でルヴァンカップを制した。J2降格の憂き目に遭った2016年、1年でのJ1復帰を果たした2017年、そして悲願のタイトルをつかんだ2018年。過去を振り返った26歳は、見慣れた埼玉スタジアム2002のミックスゾーンで声を詰まらせた。
「2016年は悔しい思いをして、降格させた責任を感じていた。今年はJ1でリベンジしたいと思っていたので……」。優勝が決まった直後、取材エリアに現れた岡本はその次の言葉を続けることができなかった。そして苦笑い気味に一時の沈黙を経た後、「このチームでタイトルを取れて良かった」と何とか口にした。
タイトルがかかった決勝の舞台は、8年前に自身がプロ生活のスタートを切った埼玉スタジアム。「緊張はしました。ただ、埼玉スタジアムですし、慣れ親しんだ街ですし、このピッチでプレーできることに感謝しながらピッチに入りました」。浦和の街に生まれ、中学時代から赤いユニフォームに身を包んだ岡本は、黄緑の声援を背にフィールドに足を踏み入れた。
この日の対戦相手は横浜F・マリノス。自陣からのパスワークに特色を持つビッグクラブに対し、湘南は序盤から得意のプレッシングで飲み込んだ。「立ち上がりから積極的に行くのがウチのスタイル」。岡本の右サイドでボールを奪った前半36分、その流れからDF杉岡大暉の決勝弾が決まった。
後半途中からは一転、横浜FMの流れに。「後ろが頑張ってくれた。クロスは多少上げさせても良いくらい、後ろが堅かったのでやりやすかった」と振り返った背番号36に動揺はなかった様子。チョウ・キジェ監督は試合前に「絶対に優勝できる」と選手たちに声をかけていたそうで、「チョウさんの言葉がスッと入ってきたし、優勝するという雰囲気になっていた」と笑顔で述べた。
この日は4万人を超える大観衆がスタンドを埋めた。「このスタジアムはいつも自分の力以上のものを引き出してくれる。アグレッシブに行くことができたのはスタジアムのおかげ。この埼玉スタジアムで決勝戦をプレーすることができて良かった」。会場の雰囲気に感謝した岡本は「お金があるクラブが全てじゃない。ベルマーレの良さが存分に出た試合になった」と新天地でのタイトルを手放しに喜んだ。
(取材・文 竹内達也)●ルヴァン杯2018特設ページ
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