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チームを救う顔面ブロック…鹿島DFチョン・スンヒョン「体を投げ出してでも」

ゲキサカ / 2018年11月3日 23時18分

最終ラインで体を張ったDFチョン・スンヒョン

[11.3 ACL決勝第1戦 鹿島2-0ペルセポリス カシマ]

 チームを救う顔面ブロックだった。鹿島アントラーズが立ち上がりの前半4分に招いたピンチ。ペルセポリスはMFシアマク・ネマティが右サイドからクロスを入れると、ニアサイドのFWゴッドウィン・メンシャにDF山本脩斗とDFチョン・スンヒョンが引き付けられ、メンシャが頭でそらす。ゴール前中央で受けたFWアリ・アリプールが決定的なシュートを放つが、至近距離でチョン・スンヒョンがブロック。顔面に当て、CKに逃れた。

「最初はヘディングの競り合いでクリアしようとしたけど、後ろに流れたので、体を投げ出してでも止めようと思った。止められて良かった」。顔面ブロックのシーンを振り返るチョン・スンヒョンはその後もメンシャとの1対1で体を張り、粘り強く対応。カウンター狙いのペルセポリスに対し、冷静さと集中力を保ち、完封勝利に貢献した。

 今夏、鳥栖から完全移籍で加入した韓国代表DFだが、入れ替わるようにDF昌子源が負傷離脱。10月に復帰した昌子と先発でコンビを組むのはこの日が3試合目だった。「最初からうまくパフォーマンスを出せるわけではない。試合を重ねるごとにコミュニケーションを取って、いいパフォーマンスを見せられている」。連係面に手応えを深めるセンターバックは2-0という第1戦の結果にも「満足できる結果ではない。2-0は一番危険なスコア。満足することなく、準備したい」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)
●ACL2018特設ページ
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