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長崎南山は夏冬全国出場した15年度以来3年ぶりに主将2人制採用、2人のリーダーが引っ張って決勝へ

ゲキサカ / 2018年11月5日 23時30分

長崎南山高を引っ張る2人の主将、MF小畑壮介(左)とCB水口洸

[11.3 選手権長崎県予選準決勝 長崎南山高 1-1(PK4-2)長崎日大高 トラスタ]

 長崎南山高は3年前、FW早川祥平、MF井川樹の主将2人制を採用し、夏冬連続で全国初出場を成し遂げた。その後2年間は1人の主将を立ててシーズンを戦っていたが、今年、3年ぶりに主将2人制を復活。そのチームは3年ぶりに決勝進出を果たし、村里英樹監督も「2人のキャプテンが上手くいきましたね」と頷いている。
 
 今年、主将を務めているのはMF小畑壮介(3年)とCB水口洸(3年)の2人。小畑は長崎南山で最も存在感を放っているプレーヤーだ。指揮官が「技術面でもセットプレーでもキーマン。人間的に本当に素直」と説明するレフティーは、インターハイ予選優勝校の長崎日大高と対戦した準決勝でも左足を駆使した長短のパスとボールキープで奮闘。加えて、誰よりも戦う姿勢を見せて球際でバトルしていた姿が印象的だった。

 小畑は大学受験のため、前日の深夜に愛知から長崎へ戻ってきたばかり。本人は「自分、きょう全然走れなかったりしていた。チームに救われたので走れない分、声で盛り上げていければと思っていました」と振り返る。持ち味の運動量を十分に発揮できなかったことを悔しがっていたが、それでも同点ゴールに繋がる突破とシュートなどチームを背中で引っ張っていた。

 その小畑はもうひとりの主将、水口について「アイツは結構ムードメーカーなので、どんどんチームを盛り上げてくれますし、怒るべきところでは怒れるんで、そういうところでは練習でも締まりますし、頼りになります」と説明。村里監督も「DFの要。統率力とキャプテンシーがある」と水口に信頼を寄せていた。声でチームを鼓舞する水口と全体をまとめる小畑のバランスも良さそうだ。

 小畑が「(主将が)1人だったら背負いすぎてしまう。2人だったら話し合って分担とかも結構できるので、そういう部分では良いと思います」と語った主将2人制。準決勝でもチームを支え、引き締めていたのは間違いなく小畑と水口の2人だが、この日は水口が足を痛めて後半途中に交代し、小畑もPK戦で失敗するなど納得の行くプレーをしていない。

「みんなに支えてもらったので、次は自分が走りきりたいと思っています」という小畑と水口。いずれも長崎南山中出身の2人のリーダーが強敵・長崎総合科学大附高との決勝で準決勝で仲間に助けてもらった分を“恩返し”するプレー、そしてキャプテンシーを発揮して、優勝を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018

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