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半年後を見据える左SB東俊希、決定戦の衝撃ミドルには「プレミアみたい」「早めに言って」

ゲキサカ / 2018年11月6日 22時48分

 U-19日本代表で左サイドバックの定位置をつかんだDF東俊希(広島ユース)がU-20W杯出場権獲得に貢献した。U-19アジア選手権準決勝サウジアラビア戦はベンチから見守り、「衝撃を受けた」と率直に振り返ると、「W杯にはサウジより強いチームが出場する。負けた意味があったと言えるように、W杯までにフィジカルを強化していきたい」と半年後の世界大会を見据え、気を引き締めた。

 準々決勝インドネシア戦(2-0)は6万大観衆の完全アウェーを黙らせるスーパーミドル弾を叩き込んだ。自身も「打って入って、びっくりしました」という驚きの一撃。FW久保建英(横浜FM)が「東選手がスーパーなゴールを決めてくれた」と称えれば、FW田川亨介(鳥栖)も「プレミアリーグみたいなものが一瞬浮かんだ」と衝撃を口にした。DF小林友希(神戸U-18)が「あそこから入るとは思わなかった。0-0が続いた厳しい展開だったので東くんに感謝です」と話したように、決定戦の勝利を引き寄せる貴重な先制点となった。

 世代別代表には選ばれてきたが、腰の負傷の影響でU-16アジア予選やU-17W杯には出場できず、今大会が自身初の大舞台。中でもU-20W杯出場を懸けた大一番でスーパーゴールを叩き込み、試合後は初めて“ヒーロー”になった。

 影山雅永監督も「あとでビデオを見てもすごいシュートだった。ああいうシュートを持っているなら、早めに言っておいてくれよ、と(笑)」と冗談交じりに称えた。今年1月のスペイン遠征で00年組の一員としてU-19日本代表に招集。「良かったんですよ。ビルドアップが抜群」。U-19スペイン戦ではバルセロナのカンテラ出身MFジョルディ・ムブラ(モナコ)と対峙すると、試合の中で対応力を見せ、「一気に左サイドバックの有力候補になった」と指揮官の信頼をつかんだ。

「サッカーを理解しているというか、レベルが高くなっても自分のパフォーマンスを出せる判断力と、それに伴う技術をしっかり持っている。それと負けず嫌い。局面の1対1で勝つ、負けるというところで負けず嫌いが磨かれている」(影山監督)

 東自身は「あのゴールだけで、守備には課題もあった。まだまだ改善しないといけない」と冷静に立ち位置を見つめる。来年5月開催のU-20W杯まで半年。アジアの大会で得た収穫と課題を糧に、成長スピードを上げる。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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