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[MOM2688]出水中央DFヨム・テファン(3年)_主将がFW起用に応えて高さと推進力発揮。前半4発の牽引役に

ゲキサカ / 2018年11月9日 12時45分

FW起用されたDFヨム・テファン主将は出水中央高を前線で牽引

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.8 選手権鹿児島県予選準々決勝 出水中央高 4-1 樟南高 桷志田サッカー競技場]

 出水中央高は前半から相手を飲み込むような戦いをするために、ヘディング、競り合いの強さが特長の180cmCBヨム・テファン主将(3年)をFW起用。その主将が前半の大量リードに大きく貢献した。

 前半4分、最前線からプレッシャーをかけた彼の動きが樟南高のオウンゴールを誘い、先制点。さらに10分には、MF大村龍之介(2年)の左ロングスローを頭で決めて相手を突き放す。

 加えて、サイドのスペースを突いてFKを獲得したり、ゴール前のシーンを演出。本人は「いつもよりは個人として声が出てなかったので、それは反省しないといけない」と首を振っていたが、鋭いターンから前進したり、競り合いで強さを発揮するなどFW起用に応えるプレーだった。

 ヨム・テファンは韓国から高いレベルでのサッカーを求めて日本の高校サッカーにチャレンジ。1学年上に韓国出身の先輩もいて入りやすかった部分はあったようだが、「言葉が一番難しかった。自分の気持ちをなかなか伝えることができなくて……」という壁も感じながらの日々だった。

 それでも、プロサッカー選手を目指しているというDFは全く違和感ないまで日本語をマスターし、選手としても成長。近野隼人監督の指名で主将も務めている。そのチームリーダーについて後輩のFW三山夢貴(2年)は「普段優しくて、頼りがいもある」。努力し、仲間から信頼される存在になったヨム・テファンは「これまで中途半端だったので、最後の大会はしっかりまとめていきたい」と話すように、リーダーシップを持って、支えてくれた仲間たちとともに全国初出場を果たす。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018

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