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「優勝できなかったら自分のせい」大卒ルーキー守田英正が闘ってきた重圧の“正体”

ゲキサカ / 2018年11月10日 20時15分

大卒1年目でリーグ優勝に貢献したMF守田英正

[11.10 J1第32節 C大阪2-1川崎F ヤンマー]

 王者に加わった大卒ルーキーが連覇に貢献した。今季、流通経済大から川崎フロンターレに入団したMF守田英正。2月の富士ゼロックススーパー杯では右サイドバックで途中出場し、公式戦デビューを果たすと、シーズンが進むにつれて出場機会を増やし、9月には日本代表にも追加招集された。シーズン終盤には故障もあったが、ボランチのレギュラーとしてMF大島僚太とのコンビを確立させた。

 初優勝した昨季のダブルボランチは大島とMFエドゥアルド・ネットだった。今季もシーズン前半はエドゥアルド・ネットがレギュラーを務めていたが、6月に名古屋へ完全移籍。守田への期待は自然と高まった。

「僕は(エドゥアルド・)ネットと比較されてきたところはある。これで優勝できなかったら自分のせいだと思っていたし、優勝できたら周りのおかげと思っていた。シーズン中、迷惑もかけたけど、ちょっとは貢献できたのかなと思う」

 偉大な“前任者”というプレッシャーとも闘いながら、その重圧を跳ね除け、成長し、今では川崎Fに欠かせない戦力の一人になった。とはいえ、これで満足はしていない。「欲を言えば、別のタイトルを取ってもおかしくなかったと思うし、それは来年以降に取っておきたいと思う」。ACLはグループリーグで敗退し、ルヴァン杯も天皇杯も準々決勝で姿を消した。安堵の余韻に浸る間もなく、さらなるタイトル獲得を目指す来季へ視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)
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