リオ五輪の悔しさ乗り越え…A代表初招集の山中亮輔「ついにここまで来た」
ゲキサカ / 2018年11月12日 22時43分
森保ジャパンを牽引している“リオ世代”にまた一人、強力な選手が加わった。横浜F・マリノスDF山中亮輔は日本代表初招集。同じ左サイドバックのポジションにはDF長友佑都という高い壁がそびえ立つが、「僕にとってはチャンス。そういうチャンスをモノにできるようにアピールして、試合に使ってもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。
1993年生まれの山中は2016年のリオ五輪に出場した世代。森保ジャパンではすでにMF南野拓実、MF中島翔哉、MF遠藤航らが結果を残してきており、「シンプルに嬉しかったし、すごいなと思っていた。いつか僕も…と思って見ていた」と刺激を受けていたという。
リオ五輪は直前の負傷でメンバー落ち。本大会にはオーバーエイジのDF藤春廣輝が出場し、「悔しい思い」をしたからこそ、「やっとこのユニフォームを着られることにワクワクしている」と“日の丸”への思いは強い。待ちに待ったA代表の地位を勝ち取り、「ついにここまで来たな、と思います」と感慨を語った。
「経験がある、実績がある選手が多いので、少しでも話を聞いて自分のモノにしていきたい」。他のメンバーから吸収する姿勢を示した山中は、これから迫ってくるW杯予選などの大舞台をすでに意識。「緊張感、国を背負う覚悟はとてつもない。食事の時に話すことが多いので聞いてみたいと思う」とピッチ外でも交流を持とうとしているようだ。
Jリーグで猛威を振るっている左足キックに加え、果敢なオーバーラップも兼ね備えるレフティは「スペシャルなものを持っている」(森保一監督)のは明らか。「攻撃のところを求められているのはハッキリしている。ゴール、アシスト、目に見える結果を残して生き残りたい」と選んでもらった期待に精一杯応える構えだ。
(取材・文 竹内達也)
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