「相手の戦術をつぶせる選手に」堂安律、成長した姿でリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2018年11月15日 21時1分
「相手の戦術をつぶせる選手になりたい」。キリンチャレンジカップ・ベネズエラ戦(大分)を翌日に控えた15日、日本代表MF堂安律が意気込みを述べた。因縁ある相手指揮官は「相手がどう来ても柔軟に戦えるのが特長」と自チームの組織力を誇っていたが、オランダでもまれてきた個人能力でそれを上回っていく構えだ。
対戦相手のベネズエラは昨年5月、U-20日本代表として出場したU-20W杯の決勝トーナメント1回戦で敗れた相手。世代別代表を兼任するラファエル・ドゥダメル監督をはじめ、DFナウエル・フェラレシ、MFジャンヘル・エレラ、FWセルヒオ・コルドバら当時の選手たちもA代表入りを果たしており、堂安も「リベンジという思いはある」と語っていた。
悔しさばかりが残ったU-20W杯の直後、堂安はアカデミー時代から過ごしたG大阪を離れ、オランダ・フローニンゲンに移籍。結果にこだわってプレーし、1年目から公式戦10得点を記録した。「相手を意識しすぎず、9割は自分のことに集中しているし、そのマインドでやろうとしている。そっちのほうが良かったのでそうした」。自分なりのやり方で成長してきた自負はある。
森保一監督は就任以来、選手たちに「チームのコンセプトでプレーすること」と「それぞれが持つスペシャルなものを出すこと」を求めてきており、堂安がフォーカスするのも同様のバランスだ。「ある程度攻撃は自由にやらせてもらっているし、戦術のことは忘れず、自分の良さを出していこうと思っている」。
バイタルエリアでのボールタッチ、ゴール前への勢いあるランニング、フィジカルを生かしたポストワークなど、様々な武器を持つレフティだが、最大の強みは“目の前の相手に勝つ”こと。「まずはベースとして球際、1対1で負けないこと。対策されても1人をはがせれば、相手の戦術を破壊できる」。あの悔しさから1年半、大きくなった20歳が成長の跡を見せつける。
(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「恵みの声」が最大の武器 J1→欧州で飛躍…パリ五輪主将の成長物語「スゴい選手になる」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月21日 7時30分
-
筑波大は「勇敢」だった 誹謗中傷から監督が“防波堤”に…エースが告白、天皇杯の軌跡【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月16日 8時30分
-
挫折からパリ五輪のシンデレラボーイへ 久保&松木が選外…“託された”トップ下での挑戦権【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月6日 8時10分
-
術後4時間半のタクシー移動…マンC施設の2か月は「地獄でした」 “逸材”が苦境から世界へ【独占インタビュー】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月3日 10時30分
-
堂安律、W杯最終予選組み分けに「そうこなくっちゃ」 難戦に意気込み「アジア最強ともう一度皆が思ってくれるように」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月28日 16時0分
ランキング
-
1《江川卓、1984年オールスター8連続三振》40年目の真実「あの日は肩が痛くなかった」、バッテリーを組んだ中尾が明かす「パスボールしろよ」発言
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 11時13分
-
2大谷翔平の144m弾より「広告に目いったわ」 日本企業の“宣伝効果”が「えげつない」
Full-Count / 2024年7月22日 10時28分
-
3ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
-
4日本ハム 誹謗(ひぼう)中傷の投稿に注意喚起 法的措置も視野
スポニチアネックス / 2024年7月22日 13時51分
-
5大谷翔平、日本人初4年連続30号は144m超特大弾 本拠地どよめき…日米通算250号王手
Full-Count / 2024年7月22日 9時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)