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八戸学院野辺地西が2度のビハインド跳ね返して逆転勝ち。「絶対王者」青森山田の待つ決勝へ:青森

ゲキサカ / 2018年11月16日 16時48分

 すると、7分、中央でのコンビネーションからMF洞内洸哉(3年)のパスを受けた工藤が右足シュート。これが相手オウンゴールを誘って同点に追いつくと、12分には舘睦がPAへ入れたFKのこぼれを沼倉がゴールに押し込んで逆転に成功した。

 後半9分から身体能力の高いMF宍戸勇介(2年)を中盤の底に入れた野辺地西は、危機察知に優れるCB羽立俊理(3年)や舘睦を中心に相手のカウンターに対応。失点シーンの後はシュートを打たせずに試合を進める。攻撃面では突破した後やシュートチャンスでの判断が悪く、粘る東奥義塾から追加点を奪えなかったが、それでも1点差のまま勝利。決勝進出を決めた。

 決勝の相手は昨年の選手権予選決勝、県新人戦決勝、インターハイ予選決勝でいずれも敗れている青森山田だ。00年以降の県新人戦、インターハイ予選、選手権予選で全て優勝している絶対王者に食い下がり、土をつけることができるか。

 今年は佐々木や沼倉、工藤、舘兄弟ら「打倒山田」を掲げて野辺地西に進学した面白い個もいる。三上監督は青森山田の各選手のレベルの高さを認めた上で「個々の部分で負けてしまうと、チーム全体が崩れてしまう。一人ひとりが責任を持って戦うこと」と語り、個々が踏ん張ること、そして失点を最小限に抑えることを決勝のテーマに掲げた。

 三上監督は「今年こそ、山田の牙城を崩したい」と語り、舘澄は「ずっとこの日のために準備してきたので、今までやってきたことを全て出せるように準備したい」と意気込んだ。試合直後のミーティングでは「人生で一番のゲームをするためには、人生で一番いい準備をしなければいけない」という声がけがあった。“波乱”を起こすことの難易度が非常に高いことは確か。それでも最高の準備をして決戦を迎える。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018

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