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笑顔なき初ゴール…酒井宏樹、痛恨PK献上に「自分が与えた失点」

ゲキサカ / 2018年11月17日 1時11分

後半35分、DF酒井宏樹がPKを与えてしまう

[11.16 キリンチャレンジカップ 日本1-1ベネズエラ 大分]

 初ゴールの喜びも消し飛んでしまった。前半39分、MF中島翔哉の右FKからファーサイドの日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)が豪快なジャンピングボレー。GKの手を弾いてゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

「ゴールに関しては(中島)翔哉のボールが素晴らしかった。練習からあそこに蹴ってほしいと言っていたのがピンポイントで来た」。そうアシストに感謝した28歳の右サイドバックにとっては、これが待望のA代表初ゴールだった。

 国際Aマッチ49試合目の初ゴールは65試合のDF駒野友一、54試合目のMF今野泰幸に次ぐ歴代3番目に遅い記録。それでも「サイドバックとしてはアシストのほうが重要だし、DFとしては失点しないことが大事。その2つが一番の仕事。そのうえで得点を狙えればと思っているし、その意味で今日は完璧ではなかった」と話す表情に笑顔はなかった。

 失点に絡んでしまったことが悔しさの一因だ。1-0で迎えた後半35分、自陣PA内でMFルイス・ゴンサレスを倒してしまい、PKを献上。これを決められ、1-1の同点に追いつかれた。「自分が与えた失点。冷静にならないといけない時間で冷静さを欠いた」と反省。この日はGKシュミット・ダニエルのデビュー戦だったこともあり、「ダン(シュミット)はいいプレーをしていた。数少ないキャップ数で無失点に抑えさせてあげたかった」と唇をかんだ。

(取材・文 西山紘平)
●アジアカップ2019特設ページ

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