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「僕にタイプが似ている」キャプテン麻也、初コンビの20歳冨安に太鼓判

ゲキサカ / 2018年11月17日 1時15分

DF冨安健洋への高評価を語った日本代表DF吉田麻也

[11.16 キリンチャレンジカップ 日本1-1ベネズエラ 大分]

 初めて組んだセンターバックのコンビ。日本代表DF吉田麻也は相方を務めた20歳のDF冨安健洋に及第点の評価を与えた。「まだフレンドリーマッチなので難しい局面はないが、楽しみな選手の一人」と述べると、自身の若い時と比較して「完全に良い。完全に安定してるでしょ」と笑顔で語った。

 大渋滞の影響でスタジアム到着が50分遅れ、ウォーミングアップもできずに臨んだ一戦。前半の先制点で幸先良いスタートを切ったが、後半にPKで失点して引き分け、初陣以来の連勝は3で止まった。主将を務める30歳は「落差が少なく、波が少ないのが良いチームの基準。次の試合では良いパフォーマンスをしないといけない」と語気を強めた。

「良い緊張感、良い強度で良いチームを作れる」という考えを持つ吉田にとって、これまで好調が続いていたチームに満足した様子はない。「もっと苦しい試合をして、強度を上げていかないと。今日も後半20分過ぎからはインテンシティーが落ちてきたし、海外組もJリーグ組も全員が慣れていかないといけない」とチーム全体に要求した。

 だが、10月合宿で初めて顔を合わせ、この日ついにCBコンビを組んだ20歳に話が及ぶと、柔らかい言葉が続いた。「マンツーマンの対応、ラインコントロール、一つ二つの能力が突出しているというより、全ての能力が平均的に高い。僕にタイプが似ているんじゃないかな」。そう語った30歳は自らの過去を振り返り、「それよりは全然可能性があると思う」と太鼓判を押した。

 個人の能力を認めているだけでなく、自身との相性も良いと考えているようだ。「(左右のCBは)両方とも球は上手く出せないといけないし、どっちかがどっちのタイプという時代じゃない。両方が同じようにビルドアップして、両方が同じように高さがあって、という時代に来ている」。時代の先端を走るプレミアリーグで一定の地位を築いたCBにとって「タイプが似ている」というのは信頼の証だ。

 その後は「まあ、あんまり褒めちぎると良くないけど」といったん言葉を飲み込もうとした吉田だったが、「非常に真面目で、何をしないといけないかを理解している」と冨安の性格面にも高評価。「弦太(DF三浦弦太)、直通(DF植田直通)、そしてトミ。彼らの世代がどんどん来たら、源(DF昌子源)とか僕、槙野くんもうかうかしていられない」と若い世代の台頭を前向きに受け入れていた。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

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