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「見ている人が面白くなくても…」原口が求める“勝ち点3を取る戦い”

ゲキサカ / 2018年11月17日 2時30分

ドリブルで突破するMF原口元気

[11.16 キリンチャレンジカップ 日本1-1ベネズエラ 大分]

 1点のリードを守れず、“勝ち点2を失った”ことに多くを感じ、唇をかみしめる姿があった。それはW杯予選やW杯を知っている選手だからこそだった。

 日本代表MF原口元気(ハノーファー)がピッチに立ったのは1-0とリードしていた後半23分。森保一監督からは「2点目を取りに行くことと、取れなくても締めてほしい」と言われてのピッチインだった。しかし、その13分後、日本はPKで1-1の同点に追いつかれ、ドローに終わった。

 追いつかれての引き分け。原口は森保監督が求めていたことをチームとして達成できなかったことに「仕事ができなかった。自分だけのものでもないけど、もう少しコントロールしたかった」と厳しいトーンで語った。

 個人として見せ場がなかったわけではない。後半30分にはスローインから相手DFと競り合い、体勢を崩したところで粘って抜け出し、シュートに持ち込む強さを見せた。アディショナルタイムにはDFをかわして縦に抜け出し、決定機を演出した。

「1点を取られてからは良さを出そうと思って、外から仕掛けた。相手が疲れていたので自分についてこれないと思い、シンプルな勝負でも勝算があるなと思っていった」。その言葉どおり、原口らしさの一端を披露する場面もあった。

 森保ジャパンではここまでMF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律の2列目トリオがファーストチョイスになっているが、「あの3人がセットというわけではないと思う。僕は右でも左でもできるので、チャンスがあるところでしっかりやりたい」と競争を強調する。その中で原口が一つ上を行くものは経験値と勝利への執念だろう。

「こういう(先制した)ゲームでポイントを落としてはいけない。どうもがいても、それが見ている人が面白いものでなくても、1点を守りきる力を付けないといけないし、僕はその手助けをしないといけない」。リアリストとしてポジションを奪う覚悟をあらためて見せた。

(取材・文 矢内由美子)
●アジアカップ2019特設ページ

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