[MOM572]日本大MF金子拓郎(3年)_延長後半AT3分、ラストプレーの同点FK
ゲキサカ / 2018年11月19日 12時6分
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.17 昇格決定戦 日本大2-2(PK5-4)山梨学院大 埼玉スタジアム第3グラウンド]
日中は季節が逆戻りしたかのような暖かさだった。しかし時刻は午後5時に近づき、陽が落ちたことで肌寒さを感じるようになっていた。
延長戦にもつれ込んだ一戦。ただ延長前半2分に山梨学院大が勝ち越しゴール。関東2部への1年での返り咲きを目指す日本大は窮地に立たされていた。
だがそれでも誰一人として諦めている選手はいなかった。すると延長後半アディショナルタイム、MF金子拓郎(3年=前橋育英高)が果敢なドリブル突破からエリア手前、ゴール右の位置でFKを獲得する。
それまで幾度となくチャンスを外していた金子は、「責任を感じていた」という。ボールは金子自らがセット。自分だけの世界に集中すると、左足で壁の外側を巻くようにして蹴り込む。「ストーンを通った瞬間に決まったと分かった」。ボールはゴール左隅のネットを揺らした。
1年で関東リーグに戻すという強い決意をもって臨んだ今季だったが、後期リーグ初戦の学習院大戦で右足第五中足骨を骨折。全治2か月と診断され、後期リーグの欠場を余儀なくされた。
ただそこからは関東2部への昇格を決める関東大学サッカー大会で復帰を目指すことだけに集中した。そして11月4日の同大会グループリーグ第2戦の産業能率大戦で復帰。グループ1位通過に貢献すると、決定戦の最後の最後にチームを救う劇的弾を蹴り込んだ。
「怪我をした時に決定戦に照準を合わせるしかないなと思った。リーグ戦はみんなに任せて、自分は決定戦で仕事をしようと思った。参入戦もグループリーグで点が取れていなかった。今日負けたら1年間の意味がなくなってしまうので、最後に取れて良かったです」
金子は今年2月に関東B・北信越選抜でプレーした注目選手。将来はもちろん、Jリーガーになることを視野に入れている。最終学年となる来季を関東リーグで戦えるのか、東京都リーグで戦うのかではアピール度も違ってくる。「やれる自信はある」。注目レフティーが勝負の一年に向かう。
(取材・文 児玉幸洋)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
静学卒プロ3年目の苦悩「今年終わる」 逆境から一転…寝覚めの一撃「ここからだな」【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年6月28日 7時40分
-
個人、チームで再現性を出した崩し。三重がタフな四中工をPK戦で下して「一歩前進」の三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 19時24分
-
EUROで引退の独代表クロース、驚異的パス成功率に脚光 GL2戦合計233本で「97%」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月20日 10時10分
-
FC東京ルーキー安斎颯馬がプロ初ゴール! 磐田に先制許すも…終盤セットプレー弾で痛み分けドロー
ゲキサカ / 2024年6月16日 20時2分
-
先輩たちの悔しさを引き継いだ世代が堂々と立った日本一へのスタートライン。帝京は後半ATの決勝弾で日大豊山に逆転勝ちを収めて全国切符!:東京
ゲキサカ / 2024年6月16日 17時59分
ランキング
-
1大谷翔平の26号は「昨日じゃなかった?」 3時間45分の死闘…指揮官のボケに報道陣爆笑
Full-Count / 2024年6月30日 12時34分
-
2【巨人】坂本勇人が高橋由伸氏の電撃激励に感謝「本当にありがたいです」“ワンバン打ち”も伝授
スポーツ報知 / 2024年6月29日 22時59分
-
3【陸上】衝撃Vの久保凜 いとこは久保建英 サッカー少女時代の憧れは澤穂希とブラジルのスター選手
スポニチアネックス / 2024年6月30日 17時19分
-
4陸上日本選手権の裏で…男子100m今季世界最高9秒77が誕生、サニブラウンのパリ五輪強敵に
THE ANSWER / 2024年6月29日 15時8分
-
5バスケ日本代表に暗雲 渡邉雄太パリ五輪黄信号「死ぬ気で治します」6月初旬に左ふくらはぎ肉離れ告白
THE ANSWER / 2024年6月29日 18時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)