勝利への執念がぶつかり合った好ゲーム!PK戦を制した和歌山北が2年ぶりの全国へ:和歌山
ゲキサカ / 2018年11月21日 12時34分
しかし延長後半10分、初芝橋本の「このまま1点を守りきれば、という気持ちがよぎったのだと思う。ディフェンスラインがズルズルと下がってしまった」(阪中監督)状態からスペースが生まれ、和歌山北FW桂梨恩(3年)が勝利への執念を感じさせる強いシュートを決めた。試合は再び同点となり、PK戦で決着をつけることとなった。
PK戦では「自信があった」という191cmの和歌山北GK得津颯志(3年)が、1本目と2本目をセーブ。「試合では役に立てなかったので、ここは必ずチームに貢献したい」という想いをプレーで見事に示して見せた。得津の活躍により和歌山北がPK4-1で勝利し、全国行きを決めた。
試合後、「スタンドで応援してくれていた部員も含め、いろんな人たちの想いが勝利に繋がった」と感謝の気持ちを表した和歌山北の中村監督。最後まで諦めずに戦った選手たちについても、「元から技術の低い選手ではなかったが、夏を過ぎてからは動きのぎこちなさもなくなり、チームのかたちができた。1年を通じてよく成長してくれたと思う」と、その健闘を讃えた。
和歌山北は、去年の6月にサッカー部専用の人工芝グラウンドが完成している。「ナイター設備もあって、サッカー部だけでずっと全面を使用できる。常にベストな環境で練習することができたことが、彼らの成長に大きな影響を及ぼしたと思う。いろんなプラスの要因があって今回の結果に繋がった」と振り返った。
接戦を制して全国への出場権を得た和歌山北だが、この決勝を経て課題も見つかった。「2失点し、守備の連携はまだまだ改善しなければならないと感じた。攻撃面でもラストパスとシュートの角度や動き出しはさらに良いかたちが作れるのではないか」と考えている。「しっかりと準備をし、和歌山県代表として全国の舞台でも自分たちが積み重ねてきたサッカーをしっかり披露したい」と指揮官は力強く意気込んだ。
(取材・文 前田カオリ)●【特設】高校選手権2018
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