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[MOM2726]横浜FMユースDF木村卓斗(3年)_「点を取れるSB」目指してきたDFが決勝ゴール!

ゲキサカ / 2018年11月20日 21時8分

後半22分、横浜F・マリノスユースDF木村卓斗が決勝ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.18 Jユースカップ決勝 横浜FMユース 2-1清水ユース ミクスタ]

 面白いくらいに攻撃参加してくる超攻撃派の右SBが、決勝の大舞台でも躍動を見せて決勝点まで叩き込んだ。

 1-0で迎えた後半24分だった。なかなか追加点を奪えないでいる流れの中で、横浜F・マリノスユースDF木村卓斗(3年)の左足から見事なゴールが生まれる。攻撃参加からサイドでの1対1になるまでは、ある意味でいつも通り。そこから選択したのは縦への突破ではなく、横へのカットインからの左足シュートである。

「試合が始まる前から『自分で決めたい』と思っていた。得点場面も周りから『(パスを)出せ!』という声は聞こえていたんですけど、『いや、自分で行ってやる』と思って仕掛けて打ちました」(木村)

 前線の攻撃陣が強力なだけに、後方から出てくるSBまで抑え込むのは難しいもの。思い切った仕掛けに清水DFは対応し切れず、見事なゴールが生まれることとなった。

 このゴールに深い感銘を受けていたのは西谷冬樹監督である。実は以前、木村が成長したいポイントとして「クロスの精度」をあげてきたとき、「クロスを上げるだけのSBでいいのか?」と問い返したことがあったからだ。指揮官が木村に授けたメッセージは「点を取れるSBを目指そうよ!」ということ。まさにそれを実践したプレーだったのだ。

「周りからもパスを求められていたであろうああいう場面で、『(木村が)決めに行くんだ! 本当に成長しているんだなあ』と思わせてくれた」(西谷監督)

 しかも決勝戦という大舞台でその選択が飛び出したのだから、まさに指導者冥利に尽きる瞬間だっただろう。

 清水の猛追を受ける流れに入ってからも、「夏までとはまとまりの部分がまるで違う」(木村)という言葉どおりの前線を含めた一丸の守備で対応。「ものすごく悔しい思いをずっとしてきた」借りを返す戦いぶりを貫徹し、見事にJユースカップのタイトルを勝ち取ることとなった。

(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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