日本代表にとって約5年ぶりの直接FK弾も…原口「カウントしないで」
ゲキサカ / 2018年11月21日 2時34分
[11.20 キリンチャレンジ杯 日本4-0キルギス 豊田ス]
1-0で迎えた前半19分、日本代表MF原口元気(ハノーファー)は自身のドリブル突破からFKを獲得すると、静かにボールをセットした。PAの角にほど近い、ゴール正面左45度の位置。隣には左利きのDF山中亮輔もいたが、原口の表情は最初から蹴る気満々だった。
3枚の壁の脇をかすめるようにニアサイドを狙った低いキックは、相手GKのキャッチミスもあって、そのままゴールへ吸い込まれた。2-0とする貴重な追加点。「(FKの)練習はしていない。決めたのはユースのときくらい」というまさかの殊勲弾は、日本代表にとっても13年9月6日のグアテマラ戦(○3-0)でMF遠藤保仁が決めて以来、実に5年2か月ぶりとなる直接FKでのゴールだった。
もっとも、キルギスのゴールマウスを守ったGKマティアシュは現在、所属クラブがない状態。GKのミスもあってのゴールとあって、「いやあ、カウントしないでほしいですね。決めたと言っていいのか分からないし、ゴールはゴールなので今はうれしいけど、思いどおりに蹴れたわけでもないし」と苦笑いを浮かべた。
FK弾には首をかしげて照れてみせた原口だが、10月12日のパナマ戦(○3-0)以来3試合ぶりに先発し、後半27分に退くまで見せたパフォーマンスには力強さと安定感があった。左サイドハーフの位置で自身の良さを出しつつ、後方に控える代表デビューの山中が高い位置を取れるように気を配るポジショニングも目を引いた。
「前に行くのが彼の良さなので、なるべく彼を前で前でと意識した。そのために自分が間で受けることや、角度をつけて受けることも意識した。もちろん、彼だけではなく、チーム全体を意識したけど」。森保ジャパンは年内の5試合を終え、来年1月にはタイトル奪回に挑むアジアカップがある。
「今日はキルギスがたまたま引いた相手だったので、それに対しての良い練習にはなったけど、そういう相手ばかりではない。チーム全体と自分たち個々の良さを出せるサッカーを出せたら良いかなと思う」。アジアカップに目を向けつつ、「振り返るより週末のことを考えた方が有意義だと思う」と言ってブンデスリーガでの戦いに気持ちを切り替えた。
(取材・文 矢内由美子)
●アジアカップ2019特設ページ
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