1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[清宮×外池]早稲田大優勝記念特別対談vol.3 「90人面談」「パワハラ問題」

ゲキサカ / 2018年11月29日 23時29分

清宮克幸氏の一つひとつの言葉が外池大亮監督の礎になっている

「監督にとって一番大事なのは愛」。外池大亮監督が清宮克幸氏との会話でインパクトを受けた言葉は「愛」。外池監督はどのような方法で部員に「愛」を注ごうと思ったのか。また選手を思い、人生を預かる覚悟で教え子に接してきた2人にとって、今年のアマチュアスポーツ界で次から次へと表面化した「パワハラ問題」に対しては違和感を覚えていたかもしれない。日大アメフト部を皮切りに大学体育会や体操などアマチュアスポーツで起きた問題を、2人はどうとらえているのだろうか?

▽vol.1スローガン『ドライブ』誕生
▽vol.2相馬事件

<90人面談>

外池 「清宮さんが『愛』が必要だと話されていたのが、ずっと頭に残っていた。だから春の合宿で部員90人全員と一人20~30分くらいの面談をすることにしたんです。監督初年度で、僕もですが、学生たちもどうするんだろうと思っていたと思うんですね。そこで一人ひとりと向き合おうと。長い選手は2時間くらいしゃべるんですけど、それに付き合うことが僕にとっての『愛』かなと思ったんです」

清宮 「試合に出る人間だけに目をかけていても、そのチームは絶対に強くならないからね。想像だけど、早稲田のサッカー部の長い歴史の中で固まってきたものが、外の現場を経験して成長した外池くんにとっては、合理的ではなく、必要でないものにもみえていたんだと思う。それは俺がワセダのラグビー部に入った時と全く同じなんだよね。俺も古いものを否定しようとは思わなかったけど、外の世界を経験したことで、ミックスして新しいものを作り上げようとしたからね」

外池 「だから僕は監督業がこれだけ面白いとは思いませんでした。プロで11年やらせてもらって、それから広告代理店とスカパーを10年。今は監督と二足のわらじを履かせてもらっているんですけど、『その二足のわらじがすごく大事だよ』という話をしていただいたこともすごく心に刺さった部分でした」

清宮 「無駄になることは何もないからね。いろんなキャリアを次にどう活かすことができるか。そこに監督としてのセンスが問われるよな。ひとつの物事をいろんな角度から見るということが大事。君が中学生の時にラグビーを観ていろんな角度から発想を得たようにね。90人面談で感じたこともそう。プロと企業人とを経験した外池くんにとっての当たり前のことが、学生にとっては初めてのことだってあるんだから」

<パワハラ問題>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください