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[清宮×外池]早稲田大優勝記念特別対談vol.5 大学サッカーの位置づけ

ゲキサカ / 2018年12月3日 15時38分

笑顔で握手をかわす外池監督(左)と清宮氏

 今年7月に閉幕したロシアワールドカップでは優勝したフランス代表のFWキリアン・ムバッペが19歳で活躍したように、世界のサッカー界は若年化に拍車がかかっている。国内でも、大学サッカーに在籍している選手が、特別指定選手制度の変更により、4年間を待たずしてJリーグに流れる懸念もある。そんな流れの中、どうやって大学サッカーの存在感を示していけるのだろうか。

▽vol.1スローガン『ドライブ』誕生
▽vol.2相馬事件
▽vol.3vol.3 「90人面談」「パワハラ問題」
▽vol.4監督に求められるセンス

<大学サッカーの位置づけ>

外池 「日本にはJリーグに上がれなかった選手が、大学に来るという構図があります。日本のシステムは世界の若年化の潮流と反するという意見がありますが、僕はそもそもそこを合わせる必要はないと思っています」

清宮 「Jリーグの控えでいるより、大学の方が伸びると証明すればいいんじゃないの?」

外池 「まさにその通りだと思います。特別指定選手の規定が変わったことで、大学4年間在籍しない選手が出てくる可能性が出てきていますけど、大学は4年目に意味がある。今年夏に名古屋で活躍した相馬勇紀(4年=三菱養和FCユース)が、去年もしJリーグに行っていてもそんなに活躍できなかったと思います。僕が見ている7、8か月でものすごく変わったので」

清宮 「あと結局は試合に出なかったら何の意味もないよね。練習試合に出ていたって仕方がないんだから。本当に1軍で試合に出られる選手以外は大学に行けばいいんじゃないかな」

外池 「逆に僕はJリーグで出れない選手を大学で引き取ってもいいんじゃないかと思っているくらいなんです。大学の競技力アップにも繋がるし、人気にも繋がる。選手にとっても次のキャリアに繋がる。Jリーグはレベルが上がっているので、高卒選手ですぐにレギュラーを獲れるのは100人に一人くらいですし、中途半端に競技力だけ高い選手ばかりだと、Jリーグの価値が下がっちゃう。中核はやはり大学卒業の選手が担ってほしい。(両方の)現場を経験したことで、改めて思いました」

<切り口>

清宮 「大学サッカーの人気獲得という視点で話をさせてもらうと、それにも新しい切り口が必要だね。例えば大学サッカーを見に来た人に車が当たると企画する。大学生が今、車に乗らないじゃない?だから自動車会社に『仲間が乗っている車が格好いいと(学生に)思わせないとダメなんです』とプレゼンをしに行く、とかね。要するに今までの枠組みを取っ払わないとということ」

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