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プリンスL関東優勝決めても変わらない堅守と勝利への執着心。矢板中央が川崎F U-18下し、開幕16戦不敗に

ゲキサカ / 2018年11月24日 19時3分

 後半22分、矢板中央は中央から左サイドへ展開すると、ボールを受けた左SB眞島聖弥(3年)がカットインから右足コントロールショットを逆サイドのゴールネットに沈める。出場停止の左SB内田航太郎(3年)の代役として先発チャンスを得たDFのゴールで矢板中央は乗った。相手にボールを持たれても、「結構サイドで数的不利作られていたんですけれども背後に蹴って来ないし、足元で読みやすかったのでそこは自分でチャレンジしようと思った」という後藤やCB五十嵐磨於(3年)、CB白井陽貴主将(3年)が狙いすましたインターセプトからそのまま攻め上がるなど川崎Fを押し返す。

 また、後半は「きょうは相手にボールを保持される時間が多くて、カウンターするにも相手の方が数的優位だったので、ドリブルで外すよりは味方を待って時間を作れるようにと思ってやっていました」という飯島がキープ力を発揮。幾度かタメを作って味方の攻撃時間を増やすなど、相手の流れを断ち切っていた。川崎Fは宮代の直接FKが相手GK安西駿(3年)の好守にあうなど、反撃は後半終了間際に宮代からのパスを受けた山田の右足シュートによる1点のみ。我慢強い守備で常にリードして試合を進めていた矢板中央が3-2で競り勝った。

 矢板中央は当初9月1日に行われ、雷雨の影響により前半終了時点で試合が中止となっていた大宮ユース戦の後半を今月17日に行い、4-2で勝利。そこで優勝を決めていたが、白井主将が「選手権の日本一を獲ることが自分たちの目標ですし、プレミア参入戦もある。練習も意識して次の相手、次の相手とやっています」というように、満足感に浸ることなく、次の試合へ向けた準備に集中し続けている。

 矢板中央の失点数18はリーグ最少だ。白井が「良い守備が攻撃に繋がるというのはみんな分かっているし、それを意識しています」と語る守備意識の高さ、また飯島が「結果にこだわって勝つということが大事、と叩き込まれているのが大きい」という結果への執着心が昇格1年目でプリンスリーグ関東無敗を続ける要因に。今後も変わらずに守備意識高く白星を求め続け、関東1位として出場するプレミアリーグ参入戦(12月)、そして選手権も本気で獲りにいく。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プリンスリーグ特集

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