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[プレミアリーグEAST]首位・鹿島ユースが敵地で青森山田とドロー!優勝決定持ち越しも、勝ち点4差維持

ゲキサカ / 2018年11月25日 22時4分

 だが、鹿島はU-16日本代表GK山田大樹(2年)が的確なキャッチングを連発。増崎大虎(3年)と佐藤隆曉(3年)の両CBもゴール前に入ってくるボールを確実に跳ね返していく。また、気迫の守りを見せる右SB結城将貴(3年)が、9戦連発中の青森山田MF檀崎にボールが入ることを許さず、そのシュートを頭で跳ね返すなど身体を張ってゴールを守っていた。

 このまま勝てば優勝の決まる鹿島はピッチ内から「優勝するぞ!」の声。押し込むものの1点を奪うことのできない青森山田は、後半35分に192cmCB三國を前線へ上げてパワープレーにシフトする。鹿島は勝ちにこだわるあまり、「ちょっと(相手の攻撃を)受けすぎてしまっていた」(熊谷浩二監督)。それに対し、攻撃を繰り返す青森山田は41分、天笠のドリブルからMF武田英寿(2年)がターンしながら右へ繋ぐと、縦に仕掛けたバスケス・バイロンが柔らかい右足クロス。ボールはこれを処理しようとした鹿島GK山田の指先をかすめ、そのままファーサイドのゴールネットに吸い込まれた。

 残り4分での同点ゴールに青森山田の控え部員たちがピッチへ飛び出して喜ぶ。畳み掛ける青森山田に対し、鹿島は勝利から切り替えて2点目を失わないことを重視。青森山田は武田の直接FKなど相手ゴールを脅かしたが、鹿島は前田のキープなどで時間を使い切り、アウェーで貴重な勝ち点1を加えた。

 青森山田の黒田剛監督は「優勝させなかったことはポジティブ」と語ったが、相手を飲み込みかけていただけに無念の表情。また、競り切れずに後手を踏んだ先制点のシーンや決定機でパスを選択したところを指摘していた。一方の鹿島・熊谷監督も1-0のまま我慢できなかったことを残念がっていたが、前向きな評価も。「勢いはあるけれど、緩さがあるところが今年の特長」というチームが追いつかれた後に勝ち越し点を与えなかったことについては「凌ぎきったところは成長」と頷いていた。

 鹿島は残り2試合のうち1勝すれば自力で優勝を決めることができる。前田は「ホームで残り2試合あって、この勝ち点1を活かすためにも次(富山一高戦)勝って決められれば最高ですし、スタッフ、サポーター、色々な人に見えないところでも支えてもらっている。自分たちがピッチで恩返ししていくこともそうだし、感謝の気持ちを忘れずにこれからもやっていきたい」と意気込んだ。この日出た課題を見つめ直すなど一週間準備し、来週勝って優勝を決める。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグEAST特集

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