1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

互いの命運が左右する大一番。鹿島はACL出場権、鳥栖は残留へ負けられない戦い

ゲキサカ / 2018年11月30日 12時57分

運命の最終節へ

 J1リーグは12月1日に今シーズンの最終節が開催。県立カシマサッカースタジアムではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を目指す鹿島アントラーズと、残留が懸かるサガン鳥栖の大一番が行われる。

 鹿島は前節、アウェイでベガルタ仙台に3-0で完勝。前半にセットプレーから昌子源が先制点を奪うと、後半に2ゴールを加点し、盤石の試合運びでリーグ3連勝をマークした。仙台戦では特に、負傷者が続々と復帰を果たした。

 ACL決勝第2戦で右足関節を捻挫し、日本代表も離脱していた鈴木優磨が先発フル出場。70分に決まった安西幸輝の追加点をお膳立てしている。さらに、約1カ月半戦線を離脱していた内田篤人も終盤から出場。来季ACL出場権が懸かる最終節、さらには12月12日に開幕するFIFAクラブワールドカップに向けて頼れるベテランの復帰は大きなポイントとなりそうだ。

 鹿島は最終節で勝てば無条件でACL出場権を手にできる。引き分けた場合でも、サンフレッチェ広島vs北海道コンサドーレ札幌で広島が引き分け以上に終わった場合は、3位で出場権を獲得。鹿島ドロー、広島敗戦の場合は、得失点差、総得点争いとなる。仮に鹿島が鳥栖に敗れた場合は、札幌が広島に勝つと4位に転落してしまう。札幌が引き分けの場合は得失点差争いとなるが、鹿島と札幌は11差あるため、鹿島はよっぽどの大敗をしない限りは、3位の座を堅持できる。

 鹿島はホームでの鳥栖戦で直近3連勝中。さらに、ホームでは現在6戦無敗を記録しており、この間の4試合でクリーンシートで終えている。ACLで数々の打ち合いを制してきた強力な攻撃陣に目が行きがちだが、クォン・スンテ、昌子を中心とした強固な守備も光る。日本勢未踏のアジア2連覇に向けて、来季の挑戦権も獲得すること。そして天皇杯とクラブW杯に向けて弾みをつけたいところだ。

 対する鳥栖も、直近4試合無敗と好調を維持。マッシモ・フィッカデンティ前監督から金明輝体制となって完全に復調した形だ。とりわけ前節は同じく残留を争う横浜F・マリノス相手に2-1と逆転勝ち。前半に先制を許して劣勢に立たされたが、後半に金崎夢生のPKで追いつくと、直後にフェルナンド・トーレスが強烈なシュートを叩き込んだ。

 粘り強い守備でリズムをつかむと、横浜FMのビルドアップを、前からの激しいプレスで阻止。日本代表GK権田修一の好セーブなどもあり、重要な局面でしっかり3ポイントを奪取した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください