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「気合を入れすぎず…」仙台GKシュミット、決勝に向けて反省も

ゲキサカ / 2018年12月5日 23時2分

決勝に向けて意気込みを示したベガルタ仙台GKシュミット・ダニエル

[12.5 天皇杯準決勝 仙台3-2山形 ユアスタ]

 中央大時代の総理大臣杯以来となるタイトルマッチ。ベガルタ仙台GKシュミット・ダニエルは4日後に控える天皇杯決勝の浦和レッズ戦に向けて、「今日は肩に力が入りすぎていたので反省して、もう少しリラックスして試合に臨みたい」と述べた。

 準決勝の山形戦、立ち上がりから主導権を握って得点を重ねた仙台だったが、前半のうちにFW阪野豊史のシュート2本で2失点を喫した。しかし、日本代表の森保一監督も視察に訪れ、アピールの意味合いもある中、後半37分の大ピンチは見事にセーブ。「シンプルにいい準備ができていた」と意地を見せた。

 この勝利で9日に埼玉スタジアム2002で行われる決勝戦に進出。クラブにとっては初タイトルを懸けての一戦となる。自身にとっては中央大時代の2011年夏、総理大臣杯以来となるカップ戦決勝。「全国決勝では負けたことがあるので、気合を入れすぎず臨みたい」と自然体で意気込む。

 決勝の相手は埼玉を本拠地とする浦和。「埼スタで浦和とやれるのは面白い雰囲気になるだろうし、その雰囲気やプレッシャーを楽しんでやれれば。相手は逆にプレッシャーになる部分もあると思うし、逆手に取ってノビノビやりたい」と前向きに展望し、「小学生の県大会以来」というタイトルを狙う。

 また、その先に控えるアジアカップでの日本代表入りも「意識していないと言ったら嘘になる」と本音も。「長くサッカーができるのは幸せなことだし、みんなで最後、笑って終われれば。いい雰囲気で試合に入れるように頑張りたい」。A代表入りで注目集まる上り調子の26歳は大忙しのシーズンオフを望んでいる。

(取材・文 竹内達也)●第98回天皇杯特設ページ

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