Jユースカップ優勝で自信を深める横浜FMユース、直接対決で下した大宮ユースとともにプレミア参入戦へ
ゲキサカ / 2018年12月9日 19時23分
[12.9 プリンスリーグ関東第18節 横浜FMユース1-0大宮ユース ニッパツ]
プリンスリーグ関東の今季最終節となる第18節が9日に行われ、3位の横浜F・マリノスユースが2位の大宮アルディージャユースに1-0で勝利した。横浜FMユースは勝ち点を29に伸ばして2位に浮上。勝ち点28の大宮ユースは前橋育英高に同勝ち点とされたが、得失点差で大きく上回り、3位でプレミアリーグプレーオフ進出を決めた。
1年でのプレミアリーグ復帰を目指す両チームが、まずは第一関門を突破した。ともに勝てば自力でのプレミアリーグプレーオフ進出を決めることができるチーム同士の直接対決。ただし大宮ユースは前節で“ライバル”となっている前橋育英高に4-0と大勝したことで、参入戦出場圏内となる3位以上をほぼ手中におさめていた。
試合は絶対に勝ちが欲しい横浜FMユースが、序盤から攻勢を仕掛けた。前半12分のMF榊原彗悟(3年)のミドルや、同16分のFW津久井匠海(1年)の右クロスに合わせたMF土佐陸翼(3年)のヘッドが枠外に外れるなど、なかなかゴールネットを揺らすことは出来なかったが、主導権を握り続ける。
そして前半31分、キャプテンがきっちりと役割を果たす。MF岩澤桐人(3年)からのリターンパスを受けた主将MF椿直起(3年/横浜F・マリノス内定)がドリブルでエリア内に侵入。勢いに乗ったままDFを外すと、左足を一閃。強烈シュートを右隅に突き刺し、先制点を奪った。
後半に入ると大宮ユースも盛り返すが、高い集中力を保つ横浜FM守備陣が跳ね返し続ける。今季18得点を決める相手エースでトップ昇格を決めているFW吉永昇偉(3年)に、なかなか前を向かせない。
逆に後半28分、カウンターから津久井が右サイドを持ち込み、土佐、椿と立て続けにシュートチャンスを迎える波状攻撃を生み出す。追加点こそ奪えなかったが、安定した試合運びで無失点で耐え抜き、絶対に必要だった勝ち点3をもぎ取った。
横浜FMとしては引き分け以下に終われば前橋育英、敗れれば東京Vユースまでの結果を気にしなければいけない状況だった。しかし西谷冬樹監督は、選手たちに一切情報を伝えることなく、自分たちのサッカーに徹することに集中させた。「今日はみんな気合が入っていた。自分たちのサッカーをやろうと練習から取り組んでいる。指導者冥利に尽きる。今日も素晴らしかった」。
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