[MOM2730]桐光学園GK北村公平(1年)_1年生GKがプリンス関東残留の可能性広げるビッグセーブ
ゲキサカ / 2018年12月9日 22時21分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.9 高円宮杯プリンスリーグ関東第18節 三菱養和SCユース 1-1 桐光学園高 三菱養和会 巣鴨スポーツセンターG]
本人は引き分けに終わったことについて全く満足していなかった。だが、勝ち点1差の10位・山梨学院高(山梨)が引き分け、順位を逆転される可能性があったことを考えると、9位・桐光学園高にとってはプリンスリーグ関東残留への可能性を広げる大きな勝ち点1獲得。それをもたらしたのは1年生GK北村公平だった。
1-1で迎えた後半40分、桐光学園は寄せが甘くなったところを突かれて左サイドから中央へボールを動かされると、三菱養和SCユースMF冨久田和真(3年)に強烈な右足シュートを浴びてしまう。だが、右隅を捉えたこのシュートをGK北村が横っ飛びでファインセーブ。さらにその直後、右CKの流れから、左SB廣川虎太郎(3年)にゴール至近距離から打たれたシュートを再びビッグセーブで弾き出した。
北村は後半開始直後にCKから失点し、勝ち切れなかったことを悔しがる。それでも2つのビッグセーブのシーンについては「ああいうギリギリの場面を止めてこそ良いGKと言われると思うので、きょうは自分の気持ちの方が一つ上だったのかなと思います」と微笑んだ。
前半から終始安定していた印象だ。190cmと180cmの長身2トップ擁する三菱養和はゴール前の浮き球から枠へヘディングシュートも飛ばしてきていた。だが、登録172cmの北村は飛び出すところとシュートを処理するところを落ち着いて判断し、対応。CKからの失点の責任はゼロではないだろうが、それでも前半から枠内に飛んできていたシュートを好反応でセーブし続けてチームに貢献した。
夏のインターハイ予選初戦から抜擢され、名門のゴールを守る。悔しい失点やミスをした試合もあったが、その度に乗り越えてきた。鈴木勝大監督はマジメな性格で着実に成長してきている部分を評価。そして、「前節も抜群に良かった」と勝ち点、勝利を引き寄せる活躍が続けていることを明かしていた。
北村は「自分、まだ1年なんですけれども使ってもらっているのは責任を感じますし、自分がやらないといけないとは凄く感じています。インターハイを越えて、このプリンス再開した後とか自分のプレーを出そうと集中して、伸び伸びできるようになって、今のプレーができるようになっていると思います」と分析する。
インターハイは日本一まであとわずかのところまで迫りながらも、決勝戦の後半アディショナルタイムの失点から逆転負け。その悔しさも、12月31日に初戦を戦う選手権へのエネルギーになっている。
「最後の最後、あそこで粘れなかった。気持ちの部分だったり、技術の部分だったり、そういうところは次選手権でリベンジするしかないので、『選手権でリベンジする』という気持ちです。(選手権は)自分がゼロで抑えれば、自ずとチームが負けることはないので、まず自分がゼロに抑えることに集中して、その中でチームを勝たせていければいいと思います」と意気込んだ。
1年生GKは選手権までに少しでも成長すること。そして一戦一戦勝ち上がり、夏にできなかった「あと1勝」を今度こそ果たす。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2018
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[プリンスリーグ関西1部]履正社vs京都橘は0-0ドロー。苦戦が続く中、ともに前向きな内容の好バトルに
ゲキサカ / 2024年5月10日 3時23分
-
マージーサイドダービーで完敗リバプールが逆転優勝遠のく痛恨黒星に…会心勝利エバートンは残留に大きく前進【プレミアリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年4月25日 6時10分
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]強さと速さ備えた習志野FWウィキンズ真人が同点ゴール。伝統校を「自分のたちの代で強く」
ゲキサカ / 2024年4月24日 22時26分
-
後半42分の同点弾で阪南大高とドロー。選手権準Vの近江は2024年度のスタイル構築へ
ゲキサカ / 2024年4月23日 22時51分
-
浅野先発ボーフム、残留争うヴォルフスブルクに敗れて8戦勝ちなし【ブンデスリーガ】
超ワールドサッカー / 2024年4月21日 0時30分
ランキング
-
1「だいぶ痩せた」「心配だな」スタッド・ランス公式がアップした伊東純也の最新の姿に心配の声…「めっちゃ細い気がする」
超ワールドサッカー / 2024年5月9日 21時10分
-
2「マドリード優勝の不正操作」 CL“幻ゴール”誤審疑惑が海外物議…「ルール違反」と監督激怒
FOOTBALL ZONE / 2024年5月9日 20時20分
-
3米サイト「驚きのトレード候補7人」に菊池雄星の名前 ブルージェイズ低迷で
東スポWEB / 2024年5月10日 10時18分
-
4松坂大輔氏 パドレス・松井裕樹を取材 「キツいっすね…」という米国の食生活 白米の最強のお供は?
スポニチアネックス / 2024年5月9日 23時20分
-
5渋野日向子 畑岡とともに69で日本勢トップ 課題のショットは「ちょっと戻ってきてくれている」
スポニチアネックス / 2024年5月10日 7時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください