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「余計に責任を感じる」仙台GKシュミットは1失点に自責の念

ゲキサカ / 2018年12月10日 2時19分

1失点を悔やんだGKシュミット・ダニエル

[12.9 天皇杯決勝 浦和1-0仙台 埼玉]

 ピンチらしいピンチはほとんどなかった。被シュートはわずかに7本。しかし、そのうちの1本が失点となり、0-1の零封負けでベガルタ仙台は初のタイトル獲得を逃した。

 シュート数は16本対7本。この結果にGKシュミット・ダニエルは「相手にあまりチャンスがない中で負けてしまったので責任を感じる」と唇をかむ。唯一の失点は前半13分。CKの流れからセカンドボールをMF宇賀神友弥にダイレクトボレーで決められた。

 相手のシュートを褒めるべきシーンだったが、シュミットは「(宇賀神が)蹴る瞬間、ちょっとだけブラインドになって、その分、反応が遅れた。もう少し自分に何かできたんじゃないかというのはある。準備次第では止めることもできたかもしれない」と自分自身を責め、「ゴールを守る場面がほとんどなかったので、余計に責任を感じる」とうなだれた。

 最後は準優勝という悔しい結果で幕を閉じたが、シュミット個人としてはロシアW杯後の日本代表に定着。11月16日のベネズエラ戦ではA代表デビューも果たした。「刺激的な出来事がたくさんあった。一生忘れない1年になった」。12日には来年1月のアジアカップに臨む日本代表メンバーも発表される。

 森保ジャパンになってからGK陣はシュミット、GK東口順昭、GK権田修一で固定されており、順当ならシュミットの選出も確実だろう。チームはオフに入るが、「ベタ休みせず、しっかり調整して、体の状態を少しでもよく保てるように意識していきたい」と、まだ続くであろうシーズンへ視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)
●第98回天皇杯特設ページ

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