来年2月開催の「KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2019」の出場クラブ紹介
ゲキサカ / 2018年12月11日 19時52分
日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は、来年2月9日、10日に神奈川県川崎市の富士通スタジアム川崎で開催する「KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2019」について、現時点で決まっている大会概要を発表した。
出場クラブは8クラブで、うち国内は7クラブ。海外から招へいするクラブは後日発表される。クラブ日本一を決める同クラブ選手権は2011年にはじまり、2016年からKPMGジャパンの特別協賛で開催している。入場料は無料で、指定された場所の中で自由に観戦できる。
海外チームについては大会2年目の2012年から招きはじめ、過去にはブラジル代表のほか、スペイン代表、ドイツ代表、コロンビア代表、韓国代表が参戦。前回大会より海外の強豪クラブチームが参加しており、日本代表以外の選手にとっても、海外の強豪チームと対戦できる貴重な機会となっている。
【国内出場クラブチーム紹介】
◆コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ(北日本リーグ第1位/拠点 仙台市)
初出場。2012年にチーム結成。日本選手権は第17回(2018)で第4位の成績をおさめた。「Coruja/コルジャ」とは、ポルトガル語で「梟/フクロウ」のことで、暗闇の中でも高度な感覚を研ぎ澄ませ自由に飛び回り、森の賢者、知恵の象徴という一面ももっている事からチーム名になった。
◆たまハッサーズ(東日本リーグ第1位/拠点 八王子市など)
前回第4位。日本選手権も第11回(2012年)、第16回(2017年)で優勝、第17回(2018)で準優勝。今年の東日本リーグの得点王にもなったFP黒田智成や田中章仁、日向賢、GK佐藤大介、菅谷竜太、女子代表の齋藤舞香など、日本代表選手を多く擁する。ブラインドサッカーの可能性を追求し続ける創造力がチームの特色。
◆free bird mejirodai(東日本リーグ第2位/拠点 文京区)
チームが発足して最初に出た公式戦が2017年のこの大会の予選。その時は2回戦敗退に終わった。日本選手権は第17回(2018)で決勝トーナメントに進んだが、強豪・Avanzareつくば相手に敗退した。筑波大学附属視覚特別支援学校に在学する中学生、高校生を中心としたチーム。ブラサカ初心者から日本代表を本気で目指す生徒まで活動を共にしている。12月23日から27日のマレーシア遠征に参加するFP丹羽海斗や永盛楓人、吉備津蒼太ら、ナショナルユーストレセンメンバーが多く所属。チーム名は「自由にピッチを駆ける選手たち」をイメージして命名された。
◆Avanzareつくば(東日本リーグ第3位/拠点 つくば市)
前回王者。日本選手権優勝は最多の9回。前回第17回大会で優勝した。男子日本代表主将の川村怜、女子日本代表の工藤綾乃が所属。視覚に障がいがある学生が学ぶ筑波技術大学の在学生、卒業生が主なメンバー。チーム名はイタリア語で「前進する」の意。
◆山梨キッカーズ(中日本リーグ第1位/拠点 甲府市)
前回は順位決定トーナメント敗退。地域に根差した活動を続けて11年目を迎えた。地域リーグの1節を地元で運営している。昨シーズンより発足した中日本リーグの初代王者で今シーズンも優勝し、2連覇。チームのリーグ戦全得点9点をたたき出した倉永ひろしの得点力を武器に、2シーズンとも無敗で優勝を決めた。
◆兵庫サムライスターズ(西日本リーグ第1位/拠点 神戸市)
前回は第6位。西日本リーグ第2位としての出場だった。行廣雄太は岡山DEVIL BUSTERS戦で一人で10得点をあげる離れ業をみせた。県内在住者が集まる形で、2007年4月チーム結成。フィールドの中でも外でも和(一体感、和み)を大切に活動を行っている。
◆ラッキーストライカーズ福岡(西日本リーグ第2位/拠点 福岡市)
KPMGカップは2016、2017年と出場し、2017年大会の7位が最高戦績。日本選手権では第10回(2011年)で第2位、第14回(2015年)では第3位。チーム発足は2003年。発足当初より、地元チームであるJリーグ所属のアビスパ福岡が活動を支援。日本代表強化指定選手のGK高橋太郎が所属する。
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