新潟医療福祉大が全国大会で初勝利! 2トップ躍動で3得点、プロ内定者3人先発の東海学園大を破る
ゲキサカ / 2018年12月12日 20時36分
東園大は榎本、児玉を中心にパスと個人技で打開を図るが、新潟医療福祉大の4-4-2の守備ブロックに苦戦。右サイドから唐澤が幾度とクロスを送るが、ゴールには結びつかない。安原監督が語る「そこからもうひとつ崩しが入る」という本来の攻撃は見せられず、逆に一瞬の隙を突かれて失点を食らってしまう。
新潟医療福祉大は前半43分、DF喜岡佳太(3年=市立船橋高)からパスを受けた矢村が中盤をドリブルで運び、PA右に進入。右足シュートはGK高橋巧(4年=中央学院高)に阻まれるが、嗅覚鋭い林が反応してこぼれ球を押し込んだ。
前半を1-3で折り返した東園大は、後半からMF澤朋哉(3年=三重高)に代えてFW加藤大貴(3年=東海学園高)を投入する。澤がいた中盤に児玉が下り、榎本が前線へ移動。加藤は左サイドから攻守に動いていく。
より攻撃的になった榎本は持ち前のテクニックで新潟医療福祉大を圧倒。後方からの鋭い縦パスを勢いそのままに前方へ受け流すと、滑らかなダブルタッチで単独突破をみせていく。後半16分には鮮やかなタッチでキープしながら躍動。スタンドから感嘆の声が響いた。
次第にオープンな展開になりつつもスコアは動かず、新潟医療福祉大は3-1で勝利。総理大臣杯とインカレ合わせて通算8回目の全国大会で、待望の初勝利を手にした。
敗れた安原監督は「大臣杯も0-3とリードされてそこから追いついたけど、それと同じパターン。本人たちもわかっていたんですけど、これがインカレの難しさですね」と語る。「最後まで中途半端でしたね。守るのか攻めるのか…どっちなのか。そこはちょっと残念」と悔しさをみせ、「個性が強いからまとまったらすごいと思うんだけど、まとまろうとし過ぎちゃったのかもしれない」と敗因を探っていた。
一方、新潟医療福祉大の佐熊裕和監督は試合を振り返り、「早めに得点して追いつかれることがよくあるので、そこは注意しました」と選手たちの油断を取り払ったことを明かす。チームのストロングポイントについて「ハードワークをしながら、全員で守備をして全員で攻撃をする」と語る指揮官は、「狙いどころでボールを奪えたっていうのは良かった。最終的には1失点で済んだのはみんながよくやったところ」と選手たちを称賛している。
次戦の相手は昨季のインカレで準優勝となった法政大。佐熊監督は「挑戦して、結果はどうあれ、我々のやってきたことを出せればいい」と気張り過ぎずに意気込みを語った。
(取材・文 石川祐介)●第67回全日本大学選手権(インカレ)特集
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
昌平が神村学園下し、初V!元日本代表FWの玉田圭司監督就任1年目で夏の全国王者に!
ゲキサカ / 2024年8月3日 17時2分
-
MF大谷湊斗主将が2発!昌平が4度目の挑戦で初めて準決勝を突破し、神村学園との決勝へ!
ゲキサカ / 2024年8月2日 19時5分
-
[関東]桐蔭横浜大MF遠藤貴成「ブレずにやること」で掴んだ横浜FC内定、次は同期に負けない早期デビューが目標
ゲキサカ / 2024年7月30日 20時55分
-
東山に“らしさ”消されるも…。諦めずに攻めた静岡学園が後半ラストプレーで追いつき、守護神大活躍のPK戦で勝利!
ゲキサカ / 2024年7月28日 22時17分
-
[NBL in堺ユースフェス]関東王者・大成に快勝。文武両道、下級生も台頭の三田学園が夏の兵庫2位から選手権初出場へ
ゲキサカ / 2024年7月25日 13時26分
ランキング
-
1ノア・小川良成「頸部負傷」で引退決断 約40年の現役生活で数々のベルト獲得 本人希望でセレモニーなし
スポニチアネックス / 2024年8月13日 15時7分
-
2「愛らしいレディーたち」 重量挙げ女子81kg超級の表彰台が「可愛すぎる」「めっちゃほっこり」
THE ANSWER / 2024年8月13日 14時33分
-
3五輪選手スタッフが「お礼」をSNSに投稿したら誹謗中傷から炎上 選手を労う空気が一変「攻撃的なコメントが相次いだ」
NEWSポストセブン / 2024年8月13日 16時15分
-
4日本水連のアンテナの低さ 把握したのは開幕直前、現地入り後…競泳、ASの無策さには課題が
スポニチアネックス / 2024年8月13日 5時2分
-
5救世主へ 楽天・田中将 初の長期離脱も「長い目で見ると、この時期は凄く自分にとって大きい」
スポニチアネックス / 2024年8月12日 8時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください