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「凄かった」“死闘”から3年、大津が組織守備と高速カウンターで再び静岡学園を沈める!

ゲキサカ / 2018年12月14日 19時48分

 今回も好勝負となった一戦。後半、静岡学園は2ボランチからMF清水綾馬主将(3年)の1ボランチへ変更し、より攻撃的な陣容で大津にプレッシャーをかけようとする。立ち上がりに3、4人が絡んだ崩しでチャンス。だが、その後はポゼッションをより高めたものの、攻撃のスピードが上がらず横パスが増加。仕掛けのパスの精度も欠いた。

 一方、ベンチの平岡和徳総監督から「良い守備の練習だよ」と声がかかっていた大津は守備に重心を置いて時間を進める。後半はセカンドボールを回収され、連続攻撃を受けることになったが、それでも得点を許さない。逆に後半半ば以降は前線4人のスピードを活かしたカウンターに持ち込んでいた。

 静岡学園は41分、左サイドからゴール方向に出されたスルーパスに交代出場FW小澤晴彦(3年)が反応。ただし、シュートは大津GK松村龍之介(3年)の手を弾いてポストを叩いてしまう。

 逆に大津は42分、再びカウンターから水野の出したパスで松原が抜け出す。「(静岡学園の)ビデオとかも見て、『一発カウンターで点を取れる』、(ワールドカップで高速カウンターを見せた)『ベルギーやるぞ』とみんなで話していました」という松原がGKヘッペル舞恵瑠(3年)との1対1からファウルを誘い、ヘッペルは一発退場。大津はこれで得たFKを松原が左足で直接決め、3-1で勝利した。

 大津の平岡総監督は「この一週間、ショートカウンターをやってきた。彼らが(守備から)コンセプトを丁寧にやってくれた」と評価する。パスワーク、サイド攻撃を特長とする大津が「(映像を見て)これがプリンスか、と思ったくらいビビっていました」(福島)という相手に示した守備の堅さ。平岡総監督はこの日、「(選手権へ向けて)ここで成長しよう」と言って選手たちを送り出したというが、ここでまた一つ成長したチームは、もう1試合真剣勝負を経験して選手権に臨む。

 まずは目の前の試合。福島は2年ぶりのプレミア復帰をかけた矢板中央戦へ向けて「プレミアリーグは(昨年、)自分たちもいい経験になったので、上げて自分たちの結果も欲しいですし、後輩につなげたい」と意気込んだ。勝って、後輩たちが成長する場をもたらし、自分たちは選手権への弾みをつける。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018

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