「ゾーンに入っていた」大津MF松原が勝利決定づける左足FK弾
ゲキサカ / 2018年12月14日 23時18分
[12.14 プレミアリーグプレーオフ1回戦 静岡学園高 1-3 大津高 呉市総合スポーツセンター陸上競技場]
「倒れた瞬間から、後から言うのは簡単ですけれども『ゾーンに入っていた』というか。(実際に)入るとは思わなかったんですけれども、良いコースに飛んだので良かった」
2-1で迎えた後半44分、大津高はカウンターからMF水野雄太}(3年)のパスでMF松原このプレーで亘紀(3年)が抜け出す。そして、静岡学園高GKとの1対1からファウルで止められてFKを獲得。相手GKを退場に追い込んだ。
そして、GKと交錯して倒れた瞬間から、「ゾーンに入っていた」という松原がこのFKを自ら左足で蹴り込む。すると、鮮やかな弧を描いたボールは壁を越えて右ポストの内側を叩き、ゴールに吸い込まれた。
我慢強く守り続けてくれていたDF陣の奮闘に応えるダメ押しゴール。松原は「しっかり決められて良かったです」と素直に喜んでいた。今年はSHなども務めてきたが、現在はより持ち味を発揮することのできるボランチとして存在感。この日の前半は良くセカンドボールを回収していた一方、巧みな身のこなしで相手DFの前に潜り込むなどキープ力を発揮し、左足で好パスをさばいていた。
後半はセカンドボールを拾う回数が減り、チームも押し込まれる展開となったが、「自分たちで足を動かす。粘り強い守備を全員でできたと思います」と松原。強敵を突破した大津は16日、勝てば来季のプレミアリーグ昇格が決まる2回戦で矢板中央高と戦う。実力派レフティーは、その大一番に向けて「しっかりプレミア参入決定戦勝って、後輩たちにプレミアでいい経験をしてもらえるように。勝ちたいです」と力を込めていた。
(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
●【特設】高校選手権2018
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