任務遂行の「絶対にキーになる」選手たち…昨季準V法政大、新潟医療福祉大に鮮やか逆転勝利
ゲキサカ / 2018年12月16日 14時29分
後半21分には1点のリードを許す法政大ベンチが動き、青柳に代えてMF森俊貴(3年=栃木ユース)を投入。すると同32分、PA内で仕掛けた森が相手選手のファウルを誘って獲得したPKを上田がきっちり沈めて試合を振り出しに戻す。勢い付いた法政大は同40分、ドリブルで運んだ大西のパスを受けた森が冷静に左足で蹴り込み、見事に逆転に成功。そのまま逃げ切って3-2の勝利を収めた。
決勝点はともに途中出場となった大西、森のラインから生まれ、長山監督も「トーナメントの経験上、途中から出る選手が絶対にキーになると思っていた。ウチの選手は皆がしっかり準備ができている。コンディションを含めて組み合わせを代えながらやっていこうと思っていたが、途中出場の選手が効果的に点に絡み、良い仕事をしてくれた」と頬を緩めた。
昨季はインカレ決勝まで辿り着きながらも、決勝で流経大に1-5で敗れて優勝を逃した。「去年、最後にこの大会で敗れて新しいシーズンが始まった。その悔しさは、この大会でしか晴らせない部分もあるので、そこはチーム全体で共通意識を持って準備してきた」と語った指揮官は、「まずは初戦をクリアできた。次戦以降も強敵が待っているので、気を抜かずにやっていきたい」と視線を上へと向けた。
(取材・文 折戸岳彦)
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