東京から広島ユースで挑戦し、トップ昇格と日本一!MF松本大弥は旧友に負けない活躍目指す
ゲキサカ / 2018年12月15日 22時13分
[12.15 プレミアリーグファイナル 鹿島ユース 1-2 広島ユース 埼玉]
東京の横河武蔵野FCジュニアユースから広島での挑戦をスタートして3年目。今年、サンフレッチェ広島ユースからトップチーム昇格を決めたMF松本大弥主将(3年)は、関東で“高校年代真の日本一”に輝いた。
180cm、74kgの長身ボランチは後方でゲームを組み立てながら、チャンスと見るや前線へ駆け上がって崩しにかかわり、シュートも放つ。前半37分の先制点も、松本が前線でDFのマークをいなしながら左サイドへ展開したプレーが起点に。積極的にミドルシュートも放っていたMFは後半8分に右足シュートで相手DFのハンドを誘い、PKをもたらした。
後半19分の失点後は「自分たち、結構失点したあとに雰囲気悪くなる時がある。締めようと思って」チームメートを集め、「身体張って粘れば大丈夫と声をかけた」。そして反撃する相手アタッカー陣と球際でバトルを繰り広げ、シュートコースを塞ぐなど2-1の勝利に大きく貢献した。
松本は「(関東のファイナル開催で)自分の友だちとかも足を運びやすかったですし、優勝できて良かったですね」と笑顔。そして広島ユースで過ごした3年間については「走る部分だったり、(監督の)沢田さんのたくさん怒られて厳しかったですけれども、ここまで来れてよかった」と振り返った。
「GKまでカバーしろ」と求める沢田謙太郎監督の下、ハードワークや粘る部分で成長。これはトップチームで出番を勝ち取るための武器にする。横河武蔵野FCジュニアユース時代のチームメートであるMF椿直起は横浜FMユースからトップチーム昇格を果たし、前橋育英高FW室井彗佑らも活躍中。松本は椿について「アイツも調子よくて、来年すぐ出るんじゃないかなという気配があるので、自分も負けないように頑張りたい」と、プロ1年目から旧友たち以上に活躍することを誓っていた。
(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
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