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広島ユースMF大堀はタイトルもたらす決勝PKも「まだまだだと感じました」

ゲキサカ / 2018年12月16日 9時1分

後半8分、決勝点となるPKを決めたサンフレッチェ広島ユースMF大堀亮之介

[12.15 プレミアリーグファイナル 鹿島ユース 1-2 広島ユース 埼玉]

 サンフレッチェ広島ユースを“高校年代真の日本一”へ導く決勝PKを決めたMF大堀亮之介(3年)だが、試合後は複雑な表情を見せていた。

「優勝出来たのは本当に嬉しいんですけれども、個人的には自分の形であるドリブルからのシュートを全然出せなくて……。まだまだだと感じました」

 プレミアリーグWESTでは優勝の懸かった最終節でハットトリックを達成するなどリーグ3位の14得点をマーク。仕掛けからのシュートを発揮したかったが、この日は低い位置で攻撃を組み立てる時間帯が多く、得意のドリブルを発揮する機会やシュートへ持ち込む機会が少なかった。

 後半8分に相手ハンドで得たPKは「決める自信があった」。GKが動くのを見てから空いた左の方向に右足シュートを蹴り込んだ。このゴールが決勝点となったが、PKによる1点だけでは満足することができない。

「こういうタイトルのかかった試合とかで、いつでも自分の形で点獲れたり、勝負強い選手になりたいと思います」。昨年の国体少年男子の部ではチームのエースとして決勝進出に貢献。だが、怪我を抱えての決勝は個でチャンスを作り出しながらも決めきれず、準優勝に終わっている。今回はファイナルで勝利したものの、個人としてはまだまだ成長が必要。理想とするアタッカー像を目指して努力を続ける。

(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグ特集

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