鮮やかな崩しに“ベルギーカウンター”も炸裂!“公立の雄”大津が矢板中央との熱戦制し、プレミア昇格!
ゲキサカ / 2018年12月17日 7時44分
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 矢板中央高 1-3 大津高 広島スタ]
“公立の雄”大津がプレミア昇格! 16日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 プレーオフ2回戦が行われ、大津高(九州2/熊本)が3-1で矢板中央高(関東1/栃木)に勝利。2年ぶりとなるプレミアリーグ昇格を決めた。
「自信の積み上げができて良かった」。 プリンスリーグ東海優勝の静岡学園高(静岡)に続き、プリンスリーグ関東優勝の矢板中央も撃破。立正大淞南高(中国2/島根)を含めて“プレ選手権”とも言えそうな高体連4校によるトーナメント戦を勝ち抜いた大津の平岡和徳総監督は、公立校の選手たちが選手権、その先の将来へ向けて自信を積み上げたことを喜んだ。
強豪校対決は大津が先に主導権を握った。CB福島隼斗主将(3年、湘南内定)が左のエースMF水野雄太(3年)へ高精度のフィードをつけていたほか、右SB岩本侑大(3年)のクロスやMF富永大翔(3年)のミドルシュートを交えて相手にプレッシャーをかける。
17分には、MF大竹悠聖(3年)のポスト直撃の右足シュートを皮切りに連続で決定的なシーンを作り出し、FW奥原零偉(3年)、FW大崎舜(3年)がヘディングシュートを打ち込む。セカンドボールを拾い、連続攻撃を繰り出す大津に対し、矢板中央は26分に早くもベンチスタートの10番FW飯島翼(3年)を投入。33分にはCB白井陽貴主将(3年)のクリアを速攻に結びつけ、飯島の左足シュートがポストをかすめた。
相手にボールを握れられても要所を締めてカウンター、セットプレーで関東の強敵を沈めてきた矢板中央は、この日もGK安西駿(3年)や白井を中心に無失点で試合を進める。飯島投入後はペースを握り返し、攻撃する時間も増やしていた。
だが前半43分、大津が先制点を奪う。福島が右SB岩本に距離の長いスルーパス。抜け出した岩本が中央へ折り返すと、ニアで奥原がスルーし、その背後から飛び出したMF大竹悠聖(3年)が1タッチでゴールに押し込んだ。
鮮やかな攻撃でリードを奪った大津に対し、矢板中央もすぐさま反撃。前半アディショナルタイム、右サイドでのセットプレーからSB後藤裕二(3年)がDFをかわしてゴールライン際まで切れ込む。そしてゴール前に強いボールを入れ、こぼれ球から飯島が左足シュート。DFに当たったボールがクロスバーを叩いた。
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