横浜FMユースはまさかの逆転負けで公式戦連勝が11でストップ。来年、プレミア昇格に再チャレンジ
ゲキサカ / 2018年12月18日 11時33分
[12.16 プレミアリーグプレーオフ2回戦 尚志高 2-1 横浜FMユース 広島スタ]
試合終了の笛が鳴ると、横浜F・マリノスユースの選手たちはピッチに崩れ落ちた。優勝したJユースカップとプリンスリーグ関東を含め、ここまで公式戦11連勝。今大会初戦ではプリンスリーグ北海道王者の旭川実高を7-0で破るなど、2年ぶりのプレミアリーグ昇格へ向けて強さを示していた。
この日も前半は圧倒的にボールを保持。守りを固める尚志高(福島)を注目FW津久井匠海(1年)の仕掛けやトップチームへ昇格するMF椿直起(3年)のクロスなどで攻め立て、前半29分には津久井が中央突破からシュートへ持ち込む。これは飛び出したGKに阻まれたが、こぼれ球に反応した10番MF榊原彗悟(3年)が鮮やかな右足ループシュートを決めて先制した。
その後も出てこない尚志に対してボールを保持し続け、作り出したスペースを活用。2点目のゴールを目指していく。だが、後半開始からアタッカー3枚を入れ替えて前に出てきた尚志にペースを乱されてしまう。それでもボールを保持してゲームをコントロールしようとしていたが、15分に痛恨のミス。ビルドアップで右サイドからGKに戻したボールがズレてオウンゴールとなり、同点としてしまった。
この後、なかなかギアが上がらなかった横浜FMだが、それでも榊原のスルーパスにMF松田詠太郎(2年)が反応し、MF土佐陸翼(3年)の右足FKが枠を捉えるなど勝ち越し点を目指す。32分に投入したMF山谷侑士(3年、トップチーム昇格)の仕掛けも交えて攻撃。だが、36分に右CKから迎えた決定機などチャンスを活かすことができない。GK吉嵜勝哉(3年)のファインセーブなど守備陣も奮闘したが、後半45分にCKから決勝点を奪われてしまった。
雨の中で無念の逆転負け。来年、プレミアリーグ昇格に再チャレンジすることになった。椿は「下級生はJユースカップの決勝を経験しています。連勝していた時の勝てるチームの雰囲気を残しながら、今日のような負け試合の雰囲気を忘れずにいて欲しいです」とコメント。後輩たちが勝利と敗戦の経験を次に繋げてくれることを期待していた。
(取材・文 吉田太郎)●2018高円宮杯プレミアリーグ特集
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